リサイクル親父の日記

第716話 仙台リサイクルショップの国道は混んじゃってしまって・・・イヤ~

2009/08/20

俺の店、仙台のリサイクルショップは国道4号線バイパス沿いにあるんだけど・・・
仙台市北部の泉区から仙台市南方の名取市と岩沼市までのバイパスは交通の要衝である。   
朝夕の通勤ラッシュは勿論、イベントがあったりすると大変な交通渋滞が起きてしまう。

特に俺の店の南方方向には大型店が出店攻勢をかけているので、日祭日などは午後になると渋滞が頻発している。
そして夏休みにお盆が重なっているから凄いことになってしまっていた。
テレビで見る高速道路の数十キロもの渋滞には及ばないにしても、日頃とあまりにも違うので嫌気が嫌気を呼ぶのだ。

普段は5分程度で行き来できるのが30分も40分もかかるのだから、配達と出張買取は大変効率が下がるのだ。
16日の日曜日までは早くお盆が過ぎてくれないかと思っていた。
そんな状態だと、俺の店には例年通りお客さんがパタリと来なくなるし少なくなるのだ。

高速道路1千円が影響するのだろうが他府県ナンバー車が目立っているし、俺の店にも他県車が迷い込んだりした。
数日間は初めてのお客さんが幾らかは入っていた。
二人組の場合には、かれらの会話が、言葉使いが違うしイントネーションが違うので直ぐに分かるね。

好奇心の塊的俺としてはそんなお客さんに話しかけて、かれらの地域の話などで盛り上げるけど・・・
北陸や関東、関西など様々な地方の話題を提供したりされたりするんだ。
小売業という商売の俺は長い休みは無いけれど、かれらと交わることでちょっとした小旅行気分を味わうのだ。

外国人や他所の人に会うと何か好奇心が湧き出てきて話したくなるんだ。
そんなことで知らないことを知って喜ぶ程度なのだが、結構これでも気分転換にはなるね。
今年はもう一つ、俺と長男で墓参りしたときに俺的に嬉しかったことがある。

東京で就職して2年目の夏、お盆休みで数日間帰省した。
俺の父の実家の墓にも行ったのだが、墓石に刻まれた古の先祖のことを聞いてきた。
安政の頃からのルーツが刻まれていたが、俺が記憶で分かっていること、俺の祖父から聞いていたことを教えた。

説明に疑問を持って再度質問をしてくる、それに出来るだけ分かることを答える俺。
そんな会話を交わして、長男が社会人として成長している検証もできたのだ。
多分、過去にはそんなことに興味も無かったろうし、社会人になって初めて自分を確認したい気持ちが芽生えたのかもしれない。

俺も社会に出てから本当に両親を理解できるようになったのだ。
働くことや生活すること、稼いで自分で生きていく苦労を知って、そして親の有難味を感じられた。