リサイクル親父の日記

第724話 そんなに焦って選挙活動するの、弱るよ俺は仙台のリサイクル親父だよ

2009/08/28

衆議院選挙も終盤だよね、どの陣営も懸命の選挙運動だ。
半年ぶりに店に来た中年女性は仙台開店以来のお客さんだ。
気さくで楽しげで明るいから2度目くらいから会話を交わすようになった。

その後数年して、友達を誘って来たりする。
ここ数年は同じ友達と毎回来ていた。
アンティーク系から和風古民具的な物に嗜好も移っていて、気に入ればパンパンと買ったりしていた。

今回はその二人に新顔が加わり3人で来た。
彼女らは皆似たような年ごろで趣味も似通っているようだ。
3人がそれぞれ店内を物色して立ち止り、中もを呼んでは評価し合ったりしている。

皆が会計を終えると、普段は直ぐに帰るのだが、今日は3人で動く気配がない。
彼女が口を切った。
「選挙さ、比例をあの党に入れてちょうだい」と言いだした。

他の二人も異口同音に言いだした。
俺も適当に相槌でも打てばいいのだが、自分の良心に背くのも嫌だし、言いたいことは言うかと腹を決めた。
「あの党よりも自民党が問題じゃないの、この数年間があまりにもだらしなくて国民がソッポを向きたくなっているよ」。

「やっぱり大変だし是非投票してよ」
「国民を守るからわ、絶対に」
「ン・・自民党がダメだから、でも、あの党は大丈夫だから」

「あの党は大丈夫だよ、今度は民主党とくっ付くから、それくらいやると思うよ」と俺は冗談を飛ばした。
「そんなことはどうでもイイの、だけど比例だけは入れてね」
「そう、そう、比例だけでイイのよ」

話は噛みあう筈もない、盲目的に選挙活動をする気持ちが俺には理解できない。
国民とか日本とか簡単に言って欲しくないし、本気で真剣に国のことを考えて欲しいけど・・・
でも、そんな感じ選挙にかかわっている人が多いの事実かな。