2009/09/13
9月9日の日経新聞に静岡県浜松でSC式リサイクルショップの超大型店ができと記事があった。
野菜から自動車までを買取や販売するらしく、メインはリサイクルショップ先駆者「生活倉庫」。
テナントを募集してリサイクルショップの集合体にするようだ。
お客さんには嬉しい限りだろうね、一か所でたくさんの店を楽しめるし、掘り出し物を見つける喜びも出る。
実は俺は前々から巨大化したリサイクルショップが出現すると思っていた。
あらゆる小売業で考えれば、それは道理だし、プロセスである。
それに現在の日本の経済状況としては出店コスト、不動産のコストが低く抑えられるので有利である。
別な大きなチェーン店は、最大の成長は出店だと豪語している。
どちらの方向にしても多店舗化と大型化ということに変わりはないようだ。
何処の地域においても空き店舗は増えているから、そこがリサイクルショップに生まれ変わる可能性を秘めている。
大型店は更に大型化を目指して進み、遂には巨大化してしまうのだ。
これは郊外に大型ショッピングセンターやアウトレットモールが出現したことと同じ現象だろう。
近い将来、ここ仙台にも巨大リサイクルショップは出てくると感じる。
何故なら、空き店舗があっちにもこっちにもあるし、家賃が下がれば出店し易くなるし、何処かの誰かが狙っているね。
10年前はリサイクルショップの勃興期だとすれば、これから10年は成熟期になるだろう。
俺のような店は、何か特徴を打ち出すしか生きる道は無いかも知れない。
衣料専門、ブランド専門、事務機専門、厨房専門など、しかし、これも相当な種類のカテゴリーキラーとして存在している。
よくよく考えて俺の進む分野を見極めなければならないが、これが案外難しい。
今年はリサイクルショップの先行きを考えさせらる年であり、戸惑いと迷いが俺の心を覆い尽くしている。
妙案は浮かばないが、こんな時には原点回帰と初心を思いだすようにしている。
先日、あるチェーン店に行ってみたの・・・
土曜日の午後だから最高潮の時間帯だよね。
1階のレジとバックヤードに7人、2階には3人の従業員がいた。
お客さんはドンドン入ってきてるし、買取もバンバンあるのだ。
偵察ではないが、同じ仕事をしている俺はやはり羨ましく感じた。
同時に、この店を経営するには売上が相当必要だろうなと思い、背筋がゾクッと寒くなった。
リサイクル大競争時代は始まったばかりだもの、これから先が心配になった。