リサイクル親父の日記

第799話 ヒーターが点かないぞ!仙台リサイクルショップ親父が焦る

2009/11/16

昨日だ、お爺さん二人がファンヒーターを3台まとめて買ってくれた。
時々、複数買いをする人がいるが、買う理由も様々あるようだ。
「たくさん買うんですね?」と俺は理由が知りたくて質問したんだ。

「広い部屋にあちこちに置くんだよ、3台増やせば大丈夫だろうな?」と一人が言った。
もう一人が、「うん、そうだね」と相槌を打って二人は納得した。
翌日、二人が同時に血相を変えて店にやって来た。

「昨日もらったヒーター、2台はちゃんと点いたんだが、1台が点かないんだよ、持って来たからサ・・・」。
そして、車からヒーターを運び込んできて、「タンクは一杯にしたし・・」と灯油缶を取り出した。
俺は店で点検した時は問題が無かったと思いだしながら、考えられる原因を探していた。

手順通りにコンセントに差し込んでスイッチオン、エラー表示は無いので少し安心して着火を待った。
二人は色々原因を言い合ったり、自分たちに過ちは無かったと主張したりしている。
勿論、かれらに何かの間違いがあったなどと俺は考えないし、店の責任を逃れようとも思ってはいない。

中古品を扱っているから、点検した時は良くても、お客さんの所で不調だったりすることはある。
その辺の原因は分からない場合が多いが、しかし、原因は店の責任だと考えているしから、トラブル時は丁寧に対応はしている。
ところでファンヒーター、電源が入っているが着火しないのだ。

俺たちはみんなでファンヒーターを眺めて、着火を待っているが、ウンともスンともいわない。
こんな時間は誰でもとっても長く感じるらしく口々に、「まだかな?」「そろそろかな?」「随分かかるね?」となる。
数分が数十分にも感じたりする、しかし、長が過ぎるのだった。 

それから再度最初から手順を確かめながら操作をやり・・・続けていた・・・ら?・・・
ヒーターの小さなモニターに映し出される「設定温度」に目を留めた時に気づいた!
室内温度が22度を表示、設定温度が20度なのだった。

現在の店内温度が22度でヒーター設定温度20度では、サーモスイッチは優秀だから着火しません。
次に設定温度ボタンをツンツンと押して25度にして着火を待った。
やがて、ププーとファンが起動した後にファーンとヒーターが無事に着火して暖気が噴き出したのだった。

「おぉ~点いた、点いた、暖かい」と皆で感激してしまった次第でした。
俺も歳だし、これくらいは何とか解決できるけど、コンポやDVDデッキなど複雑な操作が必要な物はお手上げだったりしている。
ゲームやデジカメなど・・・分かんないのが沢山あってね・・・家電芸人(?)で勉強しなくちゃ。