リサイクル親父の日記

第802話 お金貸してぇ~って、何?仙台リサイクル親父もビックリでした

2009/11/19

結構店には面白い人とか個性的な人、恐そうな人とか優しい人、など来るし、どこの店も似たり寄ったりだろうと思う。
大勢のお客さんが行く店は店員も忙しいから気にしていないかな?
でも、俺の店はお客さんが少ないのが常態であり、ついついお客さんを観察してしまうかもね。

特別に変な人が来たりするから、俺も観察に気が抜けない、なんてサ。(自嘲してます)
9年前に店の近くの新築マンションに、40代のとに30代の妻に小学生の親子3人が引っ越してきた。
ちょくちょく夫が店に来て買い物をする、そして、世間話を交わす仲になった。

時には不要になった家具の買取をしたりしていた、たったそれだけの関係だった。
1年後に離婚して夫婦は引越しをしてしまったから、それ以来その家族の顔を見たことが無かった。
昨日午後に買取があって、持ち込んできたワゴン車から家具を倉庫に運ぶ作業をしていたら、妻が出現?

俺が家具を抱えてワゴン車から倉庫に向かおうとしたら、5~6m先に見覚えがあるが思い出せない女が立っている。
目礼して俺に近付くが、俺は家具を持って倉庫に入ったんだけど、女は俺の後ろをパタパタ追ってきた。
家具を下ろした俺に、「あの~、憶えてますか~・・」と語りかけてきた。

「う~ん??XXさんだよね、久しぶり」とやっと記憶の底から呼び戻した。
「あの~~、相談したいことがあって~~聞いてもらえます~?」と亡霊のような表情で言った。
「今、ご覧の通り作業が忙しいんだけど、それに突然相談って言われても・・」と聞けないと意思表示をしたんだ。

それでも女は迫ってきて、「困ってるんです、あれからいろいろあって・・・実はお金貸し・・・・お願い・・・・」。
俺には難解すぎる、女がどうして8年振りに店に来て、そして、金を貸せとは一体全体どうゆうこと?
忙しくなくても話は聞けないし、どうして俺にそんなことを頼みに来るかも訳が分からないし、困る。

俺は、「そりゃできないよ、そんなこと、今、作業中で忙しいから帰ってもらえない」と言うしかなかった。
作業に移った俺から後ヅずり去りして女は離れた。
2~3回ワゴン車から家具を運んでいると、女は近くにある別の店にオドオドした感じで入る姿が見えた。

金の無い苦しみは俺も身に染みて分かっている。
30代で独立した後に約10年間ほど仕事が上手くいかずに相当な苦しみを味わっている。
破産寸前までいって、眠れない夜を何ヶ月間も過ごして、ノイローゼ気味になり対人恐怖症的にもなった。

リサイクルショップを始めて数年間は順調だったから、その時は金に追われることはなかった。
しかし、ここ数年は業界も大競争化になり安寧は忘却の彼方である。
日々、慎重に丁寧に身を律してコツコツと稼ぐことが唯一つの方法だと思っている。

ところが俺の性分はそれでは終わらない場合がしばしばある。
だから100%のコツコツさと10%の大胆さを合わせているらしい、110%ってことだ。
コツコツした安全性にちょとした大胆さを上乗せして商売に励むってことだ。