リサイクル親父の日記

第813話 実に身体にききます、階段4階でした~仙台リサイクルショップ親父泣く

2009/11/30

リサイクルショップでは買取をこなさないと商品が集まらない。
何時も買取が無いかと物欲しい俺だが、物の多少とか良し悪しの前に買取の話を受け付けようと必死である。
しかし、何でもイイということはないので、実は話がまとまる確率は意外に低い。

先日、見積に行った時には打ち合わせで条件を付けざるを得ない状況だった。
数年落ちのスチール事務机が5台に事務椅子10点ほど、それに小物類だが、条件は大変厳しいのだ。
問題はビルの4階に事務機が置いてあり、エレベーターはあるが使用できないのだった。

それは3階と4階を貸し事務所にしていたのだが退去して空き室状態だから、エレベーターを使用しないでいるのだ。
使用するためには毎月点検をする必要があるが費用がかかる、だから、節約のために止めていたのだ。
その結果、階段から搬出をするのだが、実はこれが大変な労力を要する。

狭い幅の間を重いスチール机を高く持ち上げて運ぶ、階段の傾斜に沿って下ろす、踊り場ではゆっくりターンさせる。
1~2台運ぶだけでもクタクタの汗びっしょりという様だから、5台は恐怖そのものだ。
椅子も一人1回1台しか持てないから、階段の上り下りだけが相当繰り返される。

俺の膝がガクガク笑い出したりする始末は容易に想像できるのだ。
俺は、「店から二人できますが、お手伝いお願いします」と条件を言った。
すると、二つ返事で、「若い者3~4人手伝わすよ、それくらい分かっているから」と快諾していた。

協力することがお互いにイイのだった。
買取金額は減額しなくて済むし、俺は作業が少しは楽になる。
しかし、当日現場についてみると、若い者が一人もいないのだった。

「若い者は用事が出来てさ、誰もいないから・・・まあ、頼むわ」と言われてしまう。
俺も腹をくくるしかない、自分の気持ちをやっとの思いで切り替えて取り組むことにした。
「金は決めた通りだぞ」とすごまれてしまったから、泣きっ面に蜂だ。

こんな季節なのに汗が出るわ、だから、終了後のペットボトルのお茶の美味かったのなんのってありゃしない。
身体の節々は様子が少し狂いだしているのを感じた。
その夜の晩酌は心地よく喉を下っていた。

風呂も気持ち良かった。
ベッドに寝転がるとアッという間に眠り込んでしまった。
・・・

夜中に背骨と肩に痛みを感じたので目が覚めた。
それからがしんどいのなんのって、寝返りを打つがあっちもこっちも痛い、でも眠い。
そうして朝が、眠くてしょうがない朝がきた。