2009/12/10
どうやら世の中がデフレをなしてきていると政府も認め始めている。
物価が下がるしイイのだが、何れ給料も巡り巡って下がるし、実際ボーナスも下がったり出なかったりしている。
所得が減れば使える金も少なくなり、買い物をするにも大変シビアにならざるを得ないのが人情だろう。
リサイクルショップだから不要になった物の買取に行くのだが、その様子にも変調がある。
数年前には若い人は一切合財を買取させてくれたが、近頃は選別してくるから数が少なくなっている。
一度に買取できる数量が激減してきているから、作業としては大変効率が悪くなっている。
若い人だけではなくて年配者にも同じ傾向が強く出ている。
だから総じて数量は減っている。
深読みすれば、みなさんが節約志向が出てきて、できるだけ使える物は使おうとしているのだろう。
大きな捉え方からすれば、節約や無駄をしない事は社会には大変イイことではないだろうか。
高度経済成長の延長にあった頃は、使い捨てや買い替えは当たり前の様になっていた。
考えてみれば、そんな消耗生活が問題だったのではないだろうかと思える。
可処分所得が下がるのだから、事業仕分け的な要不要仕分けは自然に行うようになってしまう。
俺が子供の頃を思い出せば、貧しさが大きいから仕分けするほど物は無くて、必要最低限の物で生活するしかなかった。
貧困や窮乏から脱出したくてハングリーだった。
そして、インフレと共に生活は向上したのだが、その反動が使い捨て的な浪費社会だったようだ。
話は逸れたが、デフレがリサイクルショップにどんな影響があるか考えている。
単純には扱う物が少なくなるから、商売は低落低調化するんだろうけど・・・
1~2年前くらいから、同業者と話をすると異口同音に業績低下を口にしている。
俺も同様だし、ある種のデフレが現れてはいたのだ。
ラフで大雑把な俺も危機感を持って、締めるところは締めていたので何とかなっていた。
低下した売上を上げるのはとても難しい。
だから、今の線でどのように凌ぐかとかを対策しようと思っている。
当然、俺の生活も超デフレをなして、暮れも正月も節約節制となりそうだ。