リサイクル親父の日記

第835話 ブログ読みましたよ!・・イヤー、こっ恥ずかしいったら・・・

2009/12/23

仙台市中心部青葉区本町のオフィス街で大変混雑した場所だから、路上駐車では車に人を付けておかないといけない。
時間を指定されていた、夕方6時半、店を5時半に出発して約束の10分前に無事到着できた。
夕方のラッシュアワーだから、予想通り渋滞していたが間に合ってホッとした。

細長いビル8階のオフィスに着くが、引っ越し作業中の依頼者は引越し先から未だ戻っていない。
大変きちんとした人だから約束の6時半には来ると予想していた。
俺はガチガチに凝った体をほぐそうと柔軟体操らしきものをしながらエレベーターの昇降ランプを見ていた。

時間が迫った、ランプは1から2に移動、3・4・5・6と移動する、きっと来るぞと感じたら、案の定、8が点いた。
ドアーがグーッと開いて彼は現れた。
「どうも、どうも」と挨拶したら、「ブログ読みましたよ」と突然言われたから俺は焦ったのだ。

どうも俺はこの言葉に非常に弱い、いや、恥ずかしいのだ。
書くという作業はどうしても俺自身を曝け出すことになるから、裸の自分でも見られている様な気がしてしまう。
だからブログを読んでくれた人と会うと、とっても羞恥心が湧きだすのだ。

そして慌てふためいてしまう。
「・・何とか・お客さんを増やしたくて・・・一生懸命に書くんですが・・・下手な文章で・・・
本当にお恥ずかしい限りで・・・・でも、頑張って・・何とか・・・」と言い訳じみたことを言ってしまう。

すると、彼は2~3のお世辞を言ってくるのだが、俺は記憶が飛んでしまう。
次に品々を搬出、彼と二人で数回エレベーターを往復して路駐の車まで。
歩道を行き交う大勢の人を避けて、隙間を見つけて素早く物を運ぶ。

エレベーター内で、「忙しいんでしょ?」と俺の仕事具合を聞いてきた。
「以前に比べると暇ですね、だから、ブログを頑張って一人でも二人でも増やしたくて・・」
「嫁の親戚の建設関係の人も公共事業が激減して暇になってるって・・仕事が無くて・・」

「そうでしょうね、店にも工具や道具を売りに来る人は増えてますからね」
そんな世間話をしてましたが、彼の会社も事務所を縮小移転と言ってました。
どこもかしこもダウンサイジングでこの先どうなるのか心配も出た。

こんな具合の出会いなのだが、そして、初めて話をする様なものだが、ブログを読んでいる人とは他人とは思えない感情が出る。
前々からの知り合いや友達的な感覚がある。
恥ずかしさは、俺の素を露わにせずにはいられない。