リサイクル親父の日記

第839話 ネット屋万歳!みんなサイドビジネスしちゃえば・・

2009/12/27

俺はリサイクルショップという店舗での買取や販売をしている。
8~9年前の出来事だったけど、買取したお客さんが嘆いたのだ。
「買取がこんなに安いんじゃネットで売った方がイイワ」その言葉がずっと残っている。

同業者でも倉庫を借りてネット販売のみで営業している連中も相当数いる。
数人がかりで専門的に営業するから、俺の店舗よりも利益を上げている気がする。
最近はサイドビジネス的にネット販売に取り組んでいる人が激増していると感じる。

33歳の時にサラリーマンを辞めて独立した俺は、実はその後に色々と職種を変えつつ現在に至った。
ネットでの起業はさして難しくないから、良いアイディアがあればリスクが少なくイージーにトライできると思う。
実店舗や設備に金をかけずにやれるビジネスがネットにおいては無限にあるようだ。

今後の日本はどのように変貌するかと想像すれば、大会社でさえ簡単に破たんする現在、更なるグローバル化は避けられない。
会社の大小とか安定というものは幻想だとういう事実を直視して、自分が個人としてどう生きるかを考えないといけない。
個人のスキルを高めておく必要性が大切であり、ネットでのサイドビジネスは最良の方法に思える。

会社勤めの合間で自分の自由な時間を使って簡単にできるんだ。
ヤフーオークションへの出品でもいいし、お墓掃除やお参り代行でもいいし、或は、新規の代行サービスを考えてもイイ。
商売を知らなくても直ぐに試せるし、やり続けて上達することも可能だろう。

誰でも自由にやることでノウハウを蓄積できる、その結果、独立することも視野に入るだろう。
俺の知ってる連中には、サイドビジネスの更に延長でサードビジネスまでやっている人もいる。
本業だけでは余裕がないから、副業、サイドビジネスを積極的にやる傾向が強まっている。

運転代行運転手、キャバクラホステス、新聞配達、ヤクルトおばさん、世の中を見渡すとたくさんあるね。
大企業もリーマンショックの後にワークシェアリングの取り入れ、副業の許容などだいぶ規制が緩くなってきた。
誰しも明日は知れない状況だから、起業家精神を養っておくのは悪くはない、逆にイイことだと思う。

自立、自活、独立して食っていけるように準備をするのも大切だ。
だから手段としてネット屋は凄くイイと思っている。
サイドビジネスが本業になり、本業がサイドビジネスになるかも知れないが、それは問題ではない。

俺は実店舗販売を主として、ネットオークションを従として考えている。
でも、これからは両方で経営を安定させていく必要性を強く感じる。
いろんな方法をスクランブルして、変化して常に時代に対応しないとならない。

正社員が減って非正規や派遣労働が増えていて、年代のおける年収が減少し続けているそうだ。
倒産やリストラは日常茶飯事であるから、正に、明日は我が身という状況だ。
やはり何でもイイがサイドビジネスを試行しておいた方が絶対イイと思っている。

33歳で独立した俺だが、実はやるべき仕事が無くて、独立するのが目的になってしまっていた。
早く利益を得たいと思って、何にでも手を出したりして焦ってばかりいた。
ちっぽけな仕事や夢の様な仕事に我を忘れて取り組んでもいた。

しかし、失敗の連続だったし、騙されもした、そして、破産寸前に数回も陥ったりした。
資本金は仕入れの失敗で半年で消えていたし、自宅を担保に金を借りたが、それも半年も持ちそうになかった。
そのどん底はとても辛くて、毎晩眠れずに冷や汗ばかりかいていた。

起業して1年間は地獄であったし、己の未熟さと拙さを思い知らされた。
起業すればイイというのではないですよ。
失敗しないように事業は行わないといけません。

若くてもイイから気づいた時から訓練や勉強はしておくべきです。
独りよがりのアイデアだけではダメですよ。
明日から、今日からでも一刻も早くネット屋としてオークションに出品して起業の本質を掴んだ方がイイですよ。