2010/01/06
昨年の暮れの押し迫った頃の話です。
2日後に買取に来てもらえるかと最初に確認をしつこく迫った若い男。
俺は、物次第だと答えるが、彼は予約の確認が先であると譲らないのだ。
時間によると答えると、時間は午後2時だと指定してきた。
その時間は空いていたので了承して、買取品の内容に移った。
電話で聞いた通りであれば何とか買取はできそうだと答えた。
店から車で30~40分かかる場所で狭い道路を通らないとならない。
当日早めに出発して、狭い路地の様な道路を注意しながら走った。
建物が見えた、そして、近づいたので側に駐車しようと減速してフェンスに寄せた。
その時にケータイが鳴った。
店からの電話である。
彼から電話があってキャンセルだという。
買取品は友達にあげて無くなったから、来なくてイイという。
店からとっくに出発しててもう直ぐ到着すると告げた。
すると、何もないから来ても困ると怒って言うのだ。
その伝言を聞いて、俺は怒髪天を衝くという感じになった。
誰かに物をあげるはしょうがないし、よくあることでもある。
でも、それならそれで事前にキャンセルの連絡をするのが常識だ。
最近は身勝手な人が増えていて似たようなことは日常的に起きている。
しかし、今回のは度を越していたのだ。
最初の強引さとドタキャンの仕方があまりにも異常であった。
こみ上げてくる怒りで俺はカッカと頭から湯気が噴き出していた。
部屋に乗り込んでいこうか、或は、ケータイで文句の一つも言おうか、少し考えもした。
だって、ここまで来たことが無為に終わる。
真剣に考えれば、全く人を愚弄した話なのだ。
・・・
でも、堪えた、押さえた、諦めをつけた、・・それしか解決方法はない・かも?
解決しない解決方法でもある。