リサイクル親父の日記

第846話 砂塵舞う荒野の様な・・・

2010/01/09

仙台の大動脈・国道4号線バイパスに沿って俺の店はある。
バイパス沿いの大きな敷地で店は少し凹んだ位置、バイパスまでの直線距離で60~70mくらい。
バイパスに直に接して数軒の店舗があるため、俺の店はバイパスから分かり難い。

その店舗と俺の店の中間には旅館の跡地があり、数年前に解体したが舗装はされずに地面の土が剥き出し状態。 
店の北から北西方向の更地かは、冬季には風に乗って砂埃が舞い上がる。
砂埃は黄砂の如く店に直接奪ってくるのだ。

店の左後方から風は流れるので、角を風が巻くのだ。
玄関戸を開けると風がビューッと入ってくる、そして、砂埃も入る。
風も強くなったり弱くなったり息をするので、時々運悪く最悪状態で砂埃を受けたりする。

目に入ったり、鼻に入ったり、口に入ったりしてしまう。
頭髪を触るとハラハラ、パラパラと砂が落ちたりするから笑っちゃうんだ。

雪もなくて風だけ強いというのが具合が悪い。
湿ったり凍ったりしていれば砂も飛ばないからね。
この時期には店内にも軽い(?)砂、微塵の様な極小な土に砂が舞い込んでいる。

商品棚の上段や後部面には手で触れても、いやいや、見ただけで簡単に分かるように薄~く堆積してしまっている。
店内で買い物をしているお客さんが、「雑巾貸して」と声をかけてきたりもする。
買うためにカウンターに持ち込んだ商品も薄汚れたりしちゃうんだ。

西部劇の様なリサイクルショップだなんて、笑えないしね。
だけど防塵対策もできる訳じゃないし。
埃に塗れながら頑張ってやるだけです。

別なホコリ、誇りを持ってやるしかない、とも思うんです。
年明けは気温がソコソコだから、お客さんもある程度来てくれている。
寒くなると極端に来なくなってしまうので、それはちょっと塩梅が悪いから。

砂塵舞う荒野のような店で今年も頑張らないと・・