リサイクル親父の日記

第849話 飲食店ですか、頑張ってください

2010/01/12

年初めに初めて来た時に、ステンレス2槽シンクが目にとまる。
但し、これから始める店にサイズが合うかどうか検討すると言っていた。
寸法を取って、一両日中に買い来ると言って帰ったのだ。

年配者で今度新規開店するが予算が無いので中古を買い集めていた。
店は内装工事中で、今月中ごろには開店予定だ。
俺は予定から想像して、相当な追い込み期間だからシンクも決まっていないことに疑問があった。

数日は商談期間としていたが、一向に来ないから商談中を外してしまった。
そして、彼のことを忘れていたら、
「アレ、シンク持って行くよ」と突然カウンターに近付いてきた男がいた。

「?」と顔を上げた俺に、「この間、来て頼んでいったろ?」と彼はギラッとした目つきで言う。
思い出した俺は、「寸法はいいんですか?」と念を押した。
積み込み作業中に彼に2~3質問をする。

小さな食堂で酒も出す店、飲食店である。
工事が予想以上にかかっていて、日数もお金もである。
だから実は開店日さえ決められない状態。

そしてチラシなども発注ができていない、でも、彼は全く焦っていない。
俺はどんな店になるのか興味が出てきた。
無愛想でおっかない感じがして、でも、倹約型だが金はありそうで、計画性はなくて、ドッシリしている。

これだけ色んな面を持っている彼はどのような飲食店をやるのか?
想像できないから面白そうだし意外性もありそうだ。
今度来たら、店の場所を聞きたいなぁ~。