リサイクル親父の日記

第857話 大きな会社までリサイクルショップに参入するんだって

2010/01/20

先日、日経新聞の記事で、ある紳士服販売の全国チェーン店が大手リサイクルショップのフランチャイズになるとあった。
長期間賃借契約のため、不採算店を閉店した場合の店舗の有効活用のために参入する。
フランチャイズ展開を積極的に仕掛ける大手も増えていて、同時に加盟店も激増している。

俺は、リサイクルショップもいよいよ第3段の大競争時代に入ったと考える。
家電量販店を通じて不要家電を手当てする取り組み、不良在庫やB品を独占的に大量に仕入れる方法など資金とスケールメリットを最大限に活用する。
ガリバー的な取り組みを可能にする大企業的な方法論が跋扈してきた。

スーパー、コンビニ、量販店、小売ばかりではないが、あらゆる業種で競争があり栄枯盛衰がある。
俺らの様な小店は大手に席巻されてシェアを奪われるのは目に見えている。
ここ数年はこの問題を抱えて四苦八苦しているのだが、どうにも妙案は見つからない。

1年や2年でやめた連中も知っているし、昨年も2~3店はやめた店を知っている。
地方のスーパーが潰れたり、コンビニに田舎的なお店が負けたり、などと同じ光景が見える。
時代に合った営業方法はあるが、やっと俺も知恵とノウハウの必要性が重要に思えるようになった。

始めた頃は簡単にやれたが、俺でもできたし誰でもが簡単に経営できた。
考え方次第だが、業界も拡大して、同時に正業になったから競争も必要になったのだろう。
今後は益々世の中に認知されていくし、業界全体は進展すると思う。

巨大化するチェーン店と零細化していく小店という構図だ。
細分化して得意分野の特化が進み業態がアラカルトするかも知れない。
お客さんにはそれぞれ個性化した店が増えて面白くなるから広範囲に楽しみが増大する筈だ。

テレビ番組で「君たちに明日はない」というのがあるが、昔の映画に「俺たちに明日はない」ってのがあった。
どちらもイイ言葉じゃないが、閉めた同業者を思い出す。
低空飛行は覚悟して、やれることを真剣に取り組むだけだが何とか光明を見つけたい。

スーパーに対抗したディスカウンターとか、カテゴリキラーとか、そんな道がありそうだ。
大手がやりたがらない物を取り込みする方法があると感じている。
悩んで考えて苦しんで、そこから見つかりそうだと思うが・・・