リサイクル親父の日記

第860話 全国的かな、お客さんだけかな、俺だけかな、みんなかな?

2010/01/23

新年もそろそろ落ち着いてきたようだし、常連さんもほとんどが店に顔出しした感じがする。
新年の挨拶も陳腐化しているから単なる挨拶に戻ってしまっている。
寒いね、どうもどうも、お元気ですか、風邪引かないように、そんな言葉の交換である。

リタイアして年金暮らし、或は、専業主婦的なお客さんはその程度の会話で終始するんだ。
しかし、現役で働いているお客さんたちは、一応にその後に、「景気悪いわ、どう?」「仕事減ってるよ、何かない?」となる。
当然、俺も返す言葉は、「ウチも売れないし、大変だよ」と答えるしかない。

しがないチッポケなリサイクルショップだから、客数は少ないから、常連さんだけの声で景況判断はできないが・・・
俺の店を敬遠して来なくなったお客さんもいるだろうが、来店頻度が落ちているお客さんの増えているのは事実だ。
1年前からその傾向は出ていたし、少額品の売り上げ点数は変わらないが高額品は極端に落ちている。

すると結果は分かりきっている。
一般的に冬場の1月、2月は低迷してしまい、3月の引越しシーズンと共に盛り上がるけれど・・・
最近気になっているのが、買取での品数の減少である。

部屋にある物の全部やほとんどを売るということが少なくなっている。
できるだけ引越し先に持って行くのかも知れないが、1件当たりの点数が減っている。
買取の効率で考えれば作業性は下がり、品物を集めるのに手間暇、労力を相当使わないとならない。

悪いことばかり続くが、それを克服してこそ達成感が得られるのだろうと思う。
リサイクルショップの前の仕事の時には、もっともっと悪い状況が何度も奪ってきたものだ。
どん底に光明は見えず、地べたをはいずり回っていた日々もあった。

眠れない夜も何カ月もあったし、資金繰りができない状況もあった、そんな暗黒の日々。
それを思えば、こんな今の状況はまだまだ明るいと思える。
何故なら、絶望を知っているし、どのように耐え忍ぶかを知っているからね。

もし、このブログを読んでくれている経営者がいてくれて、似た状況であれば、アドバイスが一言あります。
苦しいほど、辛いほど、もっともっと真剣に真摯に取り組んでみてはどうでしょうか?
誠実さやハートが意外に人の気持ちを捕まえたりしますよ。