2010/02/23
NHK「ミラクルボディー」というドキュメントを見ていた。
バンクバーオリンピックに出場する選手の肉体を科学的に解析した内容で実に驚いたし感動もした。
その中の数人が金メダルを取っていた。
ジャンプのスイス人アマン、172cmと小柄だが飛行技術が素晴らしい、見事な優勝だった。
ルール変更があり身長により他の大きな選手よりも板の長さが短いという飛行に不利になった。
しかし、この欠点を卓越した技術と理論、得意なバランス感覚、そして、背筋の強化により克服した。
男子スーパー大回転のノルウェーのスビンダル、高速で急斜面を滑り降りる姿が感動を呼んだ。
時速150~160kmの猛スピードでの滑降だが、瞬きをしない眼には人間を超えた何かがあるようだ。
集中力と鍛錬の結果できるのだが、常人はとてもとても及ばないし、恐怖の克服が素晴らしい。
残念なのは男子フィギアスケートのフランス人ジュベールだ。
SPで失敗した時のあの虚ろな表情は忘れられない。
誰も成し得ていない4回転ジャンプ3回を成功させたことがあるから、今回も期待していた。
番組の解析方法も素晴らしいが、彼らの肉体と感覚が物凄く超人である。
日常の生活習慣や食事の徹底的節制と鍛錬、それはまるで修行僧であり超人をはるかに凌駕した宇宙人であろうか。
だから彼ら誰しもが素晴らしい美しさを持っているし芸術作品的な雰囲気を感じる。、
科学の進歩は恐ろしいほど進んでいて、数ミリ単位とかコンマ何秒単位、或は、もっと小さい単位で研究している。
それに合わせて肉体を強化するとか技術を進化させるんだから、又、又、俺は失神しそうなくらいに気が遠くなる。
これはミラクル以外に言い様がなかったんだ。
ハイスピードカメラによる映像が良いんだよね。
筋肉の動きが、身体の使い方が実にリアルでギリシャ彫刻を見るようだ。
俺も欲しいミラクルボディーかな???