リサイクル親父の日記

第892話 分かってもらえて俺は嬉しいんだ

2010/02/24

その日は気温が低く、朝は路面に雪が残っていて少しスリップする状態。
いつもよりも道路は車が混んでいるからスピードも落としながらの走行だ。
こんな時は目的地までの時間を余裕を持ってないといけない。

仙台市太白区は南端であり泉区は北端だから1時間以上は考えないといけない。
アパートの敷地は真っ白に雪がスベスベしてるから、歩くのもヨチヨチして近付く。
部屋に入ると、彼は引っ越し荷物を段ボールに入れてあり、数個の箱がそこここに見えた。

単身赴任時に買い求めた家電と家具が今回不要になったらしい。
冷蔵庫に洗濯機、レンジにテレビ、DVDやラジカセ、引出、ラックなどが直ぐに搬出できる状態だ。
「朝早くて、それに雪で大変ですね、ご苦労様です」なんて言ってくれた。

俺は「あ、ハイ、これが仕事ですから」と答える。
1点毎に彼は、品物の状態を説明してくれて、大丈夫ですかと問い掛けてくる。
「えぇ、問題無いですよ、大丈夫です」と俺も1点毎に答える。

最後の方に彼はガステーブルを指して聞いてきた。
「言ってなかったんですが、ガスコンロはどうでしょう?魚焼きは使ってません、コンロもお湯を沸かす程度しか・・・」。
「ハイ、見てみます、・・・これは全く問題ないです」とハッキリと俺は言った。

ガス事故が多発してから、ガステーブルは安全装置が強化された。 
製品が高額化して中古需要が高まっていて、常時品薄状態が続いているから俺は大変喜んだのだ。
それにつけても品物はどれもこれも申し分なく良好である。

それ以上に彼が大変気遣ってくれる。
搬出の時も積極的に手を貸してくれる。
久しぶりに気持ち良く買取ができたから俺は大満足したんだ。

商売であり仕事であるが、人と人との交わりだから、お互いに気持ち良く接せられるのがベストである。
現実はそうはいかないことが多いのだ。
だから今回の現場はとても印象に残る。