リサイクル親父の日記

第893話 又やられました、話が通じない会話です

2010/02/25

日曜日の昼過ぎに電話があったのだ。
「今日すぐに買取に来てくれますか?」と丁寧目だがボソボソと言っている。
「物次第ですね、明日ではどうですか?」と日曜日だからできれば明日にしたいからと申し込んだ。

「今日でないとダメです、できるだけ早く来て欲しいんで・・・」と焦っている感じがした。
「ところでどんな物があるんですかね?」と聞くと、
「1年前に買った冷蔵庫や洗濯機、家電ですけど・・・」。

「今日じゃないとダメなら、何とか都合を合わせますが、買取ですよね」と念を押す。
次に場所を聞くと、電話口で人が変わって、もっと分かり難い言葉使いになった。
「あの~住所っは、XX町の1-20-3の110・・・」。

「アパートですか、アパート名はありますか?」。
「イーストハイツっす」。
若い男で説明が舌足らずのぶっきら棒タイプかと想像した。

場所は店から1時間かかる仙台市青葉区の山奥方面だった。
住所を聞いて、俺は少し後悔があった。
日曜日の午後で、往復2時間の出張は勿体ないのだ。

でも物が良いようだし、受けた以上行くしかない。
町中を過ぎて田んぼ道に出て高速道路の下を走り、小さな峠を2~3か所超えたのだ。
新興住宅地の一角にアパートはあった。

110号室は1階であり、部屋数の多い建物だからL字型だった。
部屋の扉が開くとモーモーと煙草の煙が一瞬霧のようだった。
俺も愛煙家だが、狭い部屋で4人がマージャンをしながら吸っているのだから、少しどころではなく不快に感じてしまった。

「ここの家電ぜ~んぶ、幾らで買うか見積して・・・」と三白眼で言うのだ。
俺の想像は違っていたが、半端な若造のその言動に腹が立つが・・・   
相当な我慢をして、見積という仕事に専念することにした。

「買取金額は総額でX万円です、良ければ運びますが」。
「なんでぇ~1品づつ幾らか教えてよ」と明細を要求してきた。
「それでは洗濯機はX千円、・・・・・」と明細を知らせた。

「検討するからさ、書いて置いてって!」鼻をかむように言ってきた。
これ以上、彼らと話をする気にはなれなかった。
しかし、マージャンは全員が下手糞だったんだね、これが。