リサイクル親父の日記

第911話 アピール方法も強烈やねぇ~、感心するんだが・・・

2010/03/18

このリサイクルショップ業界も競争が激しくなる一方だと感じているのは俺だけではなさそうだ。
仙台の大動脈国道4号線バイパス、上は泉市から南は岩沼市までの間に無数に店がある。
専門店化している、或は、総合リサイクル、貴金属専門、買取だけとか百花繚乱的だ。

出店ラッシュは6~7年前あたりからで、俺は一足早くやっていたんだ。
「昔は良かった、昔は売れたし」なんて感傷にも耽りたいが、今や生きるか死ぬかの乱世なのだ。
どなたも必死なようで、店の表情というか看板を派手にしたりアピール度を上げようと頑張っている。

貴金属専門買取店では、ゲームや携帯電話で買取品を広げて、更に、古着までになってしまっている。
ガラス窓には、ブランドバックメーカーをベタベタ貼りだしているし、電飾看板に古着と入れたりしている。
俺の店の近くの大型総合店が最近強烈なアピールを始めたので俺も真っ青だよ。

俺の店は敷地内の他の店の後方側奥に位置しているから、バイパスから見え難く分かり難い。
大型店はバイパスに面していて大きな目立つ立て看板もあり、俺なんかをはるかに凌駕したアピール度なんだ。
欲張りなのか、ライバル店を追い負かしたいのか、潰したいのか、独占したいのか心理は不明だ。

あろうことか、平トラックの荷台に机と冷蔵庫にレンジを積み込んだまま路面サイドに展示しだした。
ご親切に白紙に商品価格を大書きしているし、誰が走行中に読めるのかと思うのだが・・・
これ以上目だっても帯に長しではないのかと思うのだが、ライバル店を蹴散らすためにはやるんだろうね。

どんな業種でもあの手この手で戦略戦術を駆使するだろうし、その結果が店に現れる。
どうも俺はへそ曲りで天邪鬼だから、面倒くさいのは嫌う。
真面目に考えれば、何かを仕掛ける時には費用対効果を何度も検証する。

効果が少ないことに費用をかけるのはバカらしいし、無為に時間もかけもかけれないのだ。
無為に時間をかけずにお客さんと世間話をしながら有効に時間を使いたい。
そんな俺も他所のライバル店が手を打てば、居ても立っても居られない心境になる。

それにしてもトラック荷台に商品陳列をするとは奇想天外で強烈やねぁえ~
春一番の強風で吹き飛ばされないことを祈らずにはいれない。