リサイクル親父の日記

第932話 かもの法則、俺はバカかもですから~

2010/04/09

ネットの記事で偶然見かけたタイトルに魅かれて読んだ。
「かもの・・・・・」ってどうゆうこと?と思って開いてみた。
経営コンサルタントの記事であり、積極的か消極的かとか、成功者になれるかとかを「かも」をテーマに解説していた。

人間が何かを考える時に、特に問題に対処する時に思考の方法で岐路が現れるそうだ。
苦しい時や難局に向かった時に、「失敗するかも」などと悪い方に考えてしまう。
後ろ向き的な発想では悪く考えてしまうので、悪い予感などが的中してしまうとどうしようもなく落ち込んでしまう。

反対に、「俺にはできるかも」とか「俺は失敗しないかも」と楽天的な場合は成功する可能性が高い。
そちらを「バカかも」と言っている。
俺は典型的な「バカかも」だと思った。

例えば、リサイクルショップを始めたのも、経験もなければ知識もなかった。
既存店を数か所見て回ってから、「俺にもできるかも」とイージーゴーイングしたのだった。
33歳で独立したのも、「俺も経営できるかも」とサラリーマンを止めて会社を作った。

その結果、実に多くの失敗をして、死ぬか生きるかの大問題に数回もぶち当たってしまった。
その都度、危険があり過ぎてどうしようもない状況だったが、「何とかできるかも」「上手くやれるかも」と自分を励ましていた。
最後の最後には、「何とかなるさ」「死にはしないさ」なんて腹をくくってもいた。

何でも上手くいくように考えようとしているから、少々の失敗にはめげない。
打たれ強い面もあるが、まかり間違うほどの失敗もやってしまう。
天国か地獄かのように両極端に振れてしまう。

こんな俺の周りにいる人たちには大変な心配と苦労をかけてきてしまった。
リサイクルショップは10年間以上続いているが、その前は何度も業種を変えている。
失敗したのも「バカかも」だったからであり、上手くいったのも又しかりだった。

アグレッシブに何でもイイと思えばトライしていた。
単純バカでもあるが、思ったことを実行できる喜びと嬉しさは代えがたかった。
この頃、沸々と昔の気持ちが蘇る時があり、自制するのにちょっと苦労したりする時がある。

「バカかも」に徹して、何かに突き進みたい、そんなことを夢想する。