リサイクル親父の日記

第935話 倉庫は忘却の彼方かな?

2010/04/12

春めいてきたから少しは店内の模様替えをしたいと思って倉庫に行った。
店から倉庫までの距離は車で1時間を要するので滅多には行かないから久しぶりである。
時々行くのは保管するため、或は、お客さんからリクエストがあった品を取り出すためであり、サッサッと用事だけ済ませる。

倉庫の隅の方にある物は随分前に置いた物が多いから、何時どんな物を置いたも忘れてたりする。
普段は気にせずに用だけ済ませているが、気温も上がってきて片付け易い気分も湧いた。
同時に、保管品に掘り出し物がないかと時間に任せて探索するんだ。

倉庫はそれなりに広いが造りは華奢でトタンで壁から屋根まで覆われていて、床はコンクリート、でも、隙間だらけで埃が舞い込む。
どれもこれもがうっすらと土埃が被さっているが、指でサーッと拭けば地が出て本来の彩色が現れる。
すると俺の好奇心と探究心がメラメラと燃えあがってくる。

アレもコレもと手で埃を払いながら、次から次にと検品を続ける。
手と指が真っ黒くなるというか埃だらけ、パタパタと手の埃を払い、そして、検品を続行する。
2~3坪の広さに無造作に置かれた品々は、1年前に買取して重複するからと倉庫に保管したんだ。

店ではボチボチ売れていて、現在はその手は少なくなっていたから補充したくなる。
別の一角は2~3年前の買取のステンレス製厨房類、寸胴鍋やバット、ボールなどだ。
額縁の絵画も数十枚立ち並んでいたりする。

そんな調子であっという間に1時間が過ぎた。
職業病なのか品々を見ると兎も角確認したくなる悪い癖が身についている。
それから店の在庫品と倉庫品を考え合わせて、店に持って行く物を決める。

どんどん車に積み込みをしていると、直ぐに満載になる。
その日、店に戻って、品々を綺麗に掃除して点検して陳列する。
その結果、店は少し新鮮味が増したり、欠品を補えたと思える。

忘れてならないのが倉庫には物が入ってるということか?
手間を惜しまず、面倒がらずに、細心の注意で店と倉庫を管理しないとならない。
だって倉庫品は現時点では仕入れ原価いらずで済むんだからね。