リサイクル親父の日記

第940話 ガラス戸は本当は無色透明なんだってさ

2010/04/17

4月も初旬が過ぎて例年の如く俺の店は暇になってきた。
しかし今年の天気はなんていうか不順というよりも、もっと激しい変化が起きている。
暖かくなったと思ったら急に寒くなり、強風が吹き荒れたり・・・御多分にもれず俺も身体が付いて行けませ~ン。

暇だから時間を割いては品物をとっかえひっかえしたりする。
同時に汚れやほこりを拭きとるのだが、驚くほど雑巾が黒くなってしまったりしてしまう。
でも常に全品の雑巾がけはできる筈がなく、気づいた時にやるのが俺流である。

長時間店内で商品を見ていたお客さんが、「手を洗いたいが・・」「布巾貸してよ」なんて言ってくるんだ。
検品する時に商品を手に取るから、何度も繰り返し手にしていて、汚れやほこりが手に付いてしまう。
床の隅っこや棚の下部も砂ほこりがすっすら堆積(?)したりすることもある。

そんな状態がいい筈もないのは百も承知しているが、言い訳は「暇を見つけてやればいいから・・」と開き直った心境。
その日は朝から暇でした。
ガラスショーケースが霞がかかっていたから、サーッと雑巾をかけたのだ。

すると、驚くほどガラスはピカーッと電灯の光を反射したのだ。
サーッと別の面も拭くと、ピカーッとした。
これは見事にピカーッが復活した。

雑巾は薄茶色に汚れてしまうが、それほど俺のたばこのススが溜まっていた証拠でもある。
次から次にガラス面を拭いてしまいたくなる。
だって、ガラスって簡単に汚れが取れるし、掃除した効果がはっきりバッチリ出るから・・・

そんな楽しい掃除を終えて、改めて綺麗になったガラスケースを見た。
ケース内の陳列商品も命を吹き込まれたように蘇ったから、俺も再度驚いたのだ。
商品もピカーッと輝いて見えたの、ホントですよ。

我が不精を許すまじや、なんて反省はしたけど。
しかし、リサイクルショップの本質は安さだから、優先的には安さの訴求だけど・・・
次に商品管理かも知れない、見易く、分かり易く、優しく、そして、綺麗に・・・

開店前に掃除をしたらすることはイイことだと思う。
掃き掃除に拭き掃除をまんべんなくやる。
清潔感のある綺麗で明るい店、俺には理想であり、そんな手間をかけずにやっているのが現実です。