リサイクル親父の日記

第964話 時代から取り残されてしまうのか、買い物難民

2010/05/12

ここ数日間で冷蔵庫が2台売れて配達に行って感じたことが似ていたので面白かった。 
最初は配達が店から車で20分だが、道路が狭くてシンドイのだった。
1台がギリギリ通れる幅だから、対向車が来た時には、広い場所で待っていて交わさないとならなかった。

50年くらい前の借家は外観的に相当朽ちていたが、家の中は綺麗に整理されていた。
だが、お婆ちゃんの独り暮らしのためにありとあらゆる物が食器棚から棚、ボード類やミカン箱に詰め込まれていた。
170~180cmの高さの冷蔵庫の交換には、スペースを作るための片付けが恐ろしくかかってしまった。

「なかなか買い物に出かけれないから・・・独り暮らしでも大きい冷蔵庫が要るんだよ」と言う。
考えてみれば、スーパーは車で10分くらいかかるし、コンビニも徒歩では10分以上はかかりそうだ。
足の悪いお婆ちゃんには、徒歩で30分以上はかかるだろうし、健常者のようにはできっこない。

だから1週間から10日に1度の割合で娘さんに車で買い物に連れて行ってもらうしかないそうだ。
野菜など生鮮食料はまとめて買い溜めするが、乾物は腐る心配が無いのでドッサリと台所に置いてある。
自分では外出できなくても、友達は来るので、お茶菓子もたくさん用意してある。

次の家は、仙台の八木山という地区の山の中腹の住宅街で斜面がキツイ。
ここも古い住宅街であり碁盤の目状道路だが道幅は狭いから、2tトラックで行くとカーブ毎に大変苦労する場所だ。
80歳以上のお爺さんが持ち家で長らく独り暮らしだった。

脳梗塞で入院したために姪夫婦が家に片付けに来て驚いたそうだ。
年寄り男の暮らしぶりだ、連れ合いも亡くして長らく経つし、子供もいない。
病気になったために姪が何十年振りかで世話をすることになったのだ。

家の冷蔵庫が冷えない状態だったし、それが30年も前の物だった。
完治はしないだろうが少し回復して家に戻るかも知れないから、兎にも角にも片付けと掃除をすることにしたようだ。
家の中にも玄関から道路まで、狭いコンクリート階段が10段もあるが、丸棒型の手摺が設けられていた。

俺は大型の古い冷蔵庫を運び出したのだが、手摺が邪魔して、その為に胸の高さまで持ち上げないとならないのだ。
クッタクタになりながら運んだけど、腕も腰もぐったりだった。
お爺さんが独りで四苦八苦しながら、それでも自分の家で住んでいたんだと思うと何とも言えない気持も出た。

稀にだが、店にタクシーで買い物に来るお年寄りがいる。
安価な家具などを買うのだが、どう考えてもタクシー代の方が高くつきそうだ。
お年寄りや弱者、障害者に対する扶助はもっと政策的にあっても良さそうなんだけど・・・