リサイクル親父の日記

第982話 丁寧な梱包をありがとうって言いたいが・・・

2010/05/30

引っ越しで色々持って来たが、家に入らないからと買取依頼があったりする。
広い住まいから狭い家の場合には、物理的にどうしようもなからしょうがない。
それ以外には、家に合わないという好みの場合もある。

或は、同居する場合にもある、取りあえず勿体ないと持って来たが考えが変わってしまったなど・・・
それなりに立派な家に東京から引っ越して来て10年くらい経っていた。
必要な家具は家に入れたが、何れ機会があれば入れようと余った家具を倉庫に保管してた。

しかし、10年も要らなかったので買取に出すことにした。
倉庫内に大手の引越し業者の名前入り段ボールで包まれた家具が数点。
最初の家具の段ボールの上半分破くとローボードが現れた。

持ち上げると非常に重くて丈夫で、そして高価なものだと分かる。
ガラス棚数枚に棚板は別口に梱包されている。
大手業者がしっかりとした仕事をしてたんだと改めて感心した。

他の家具は背の高い本棚だと梱包の上から触って分かる。
折角の梱包を現場で解くのは愚の骨頂だと思い、触手だけで確認したんだ。
家具以外の置物やギフトも多少はあるから、合算して査定して了解を得たのだ。

店の戻って倉庫に下ろして、翌日家具の梱包を解いた。
すると、ローボードの棚板が足りないのだ。
本棚の棚板は1枚も入っていないのだ。

俺は、お客さんの倉庫の中を見渡して忘れ物が無いように注意したのだった・・・
あの倉庫にはその類は残っている筈が無いのだ。
それに今さら返す訳にもいかない。

丁寧な梱包と大手業者という安心感でチェックを省いた俺の責任なのだ。
リサイクルの仕事に慣れてしまいベテラン気どりになってしまっていた。
自信過剰は時々失敗をやらかす・・・