リサイクル親父の日記

第991話 色好みアラカルト・・・

2010/06/09

怪しいタイトルで読者のみなさんの気を引こうと思いました。
残念ながら今日はみなさんのご想像とは違う「色好み」でございます。
リサイクルショップを開業する時に貸し地仲介で出会った不動産業者が凄かったのだ。

紫色が好きなのだが、スーツもネクタイもシャツも全身が濃淡の差があるが全部紫色でまとわれていた。
貸し地の前で待ち合わせしたのだが、俺は貸し地よりも彼の姿に興味が出た。
その後1~2回電話で交渉して借りることを決めて、彼の事務所に足を運んで更に驚いてしまった。

プレハブ造りの四角形の事務所は、外観にも紫色がストライプ状に塗られているし、事務所内部は全色紫だったのだ。
ソファーは当然、椅子も当たり前、僅かに事務用品や備品の一部はメーカー元色ではあるが・・・
人はそれぞれ好きな色がある場合もあるが、俺の様に好みの色が特段ない人もいるが。

過去に出会った色好みで記憶にあるの人はもう一人いる。
彼女は20代後半で黒が大好きだった。
全身黒の服装、バックも小物もほとんどが黒系なのだ。

この二人は特別に凄い色好みをしていたと思うが、今日店に来た夫婦の妻の方がやはり別の意味で色好みしている。
特徴はピンクと薄紫色を好いているのだ。
全体の7~8割りが2色で彩られている。

大きな日よけ帽子がフワフワとうねったピンク、ブラウスが薄紫、スカートがベージュだとしても、パンプスはエナメルピンク、バックもピンクだったりしている。
夫の方は茶系か黒系、茶色でまとめてたり、黒でまとめているのだ。
この夫婦は二人ともが色好みをしている、実に珍しい典型かも知れない。

コレもこだわりなのだろう、この人たちは好き嫌いがハッキリしているから妥協はしない傾向がある。
夫婦二人の意見が完全に近い合致をしないと買ったりはしない。
片方が気に入ってても、相方が完全に納得しないとまず買ったりはしない。

それが100円の物でも長時間かけて協議しているが、買わない場合が多い。
選別や検品にも長時間をかけるから、来店すると数時間は何ともしない。
店が暇なときは夫婦の言動が否が応でも目と耳に入るが、シカトするのに苦労するんだ。

個性的とくくれば済むのも知れないが、自己主張の強くなってきている人が多くなっているかな。
色々バラエティに富むことは、傍観者の俺はそれを眺めて楽しめる場合もある。