2010/06/10
先日、出張買取でトラックを運転中に何気なくら地元仙台のラジオを聞いていた。
食べ物好きの俺は、そのサクランボのトークについて一言言いたくなってしまった。
ラジオ局に電話やメール、はがきを出したりする性質ではないので、このブログにアップしたくなった。
サクランボの季節で、特に佐藤錦やナポレオンという品種が人気があるらしい。
熟し過ぎるのは問題だけど、完熟かその手前あたりの状態だと何とも良い味がする。
見た目の綺麗な赤色にピンクが混じり、口に含むと上品で甘くて少々の酸味が程良くハーモニーを奏でる。
山形にはサクランボ狩りができる農園が数多くある。
お客さんの中には恒例行事として行く人がいて、帰りにお土産としていただいたりする。
当然ですが常温で未熟、完熟、熟し過ぎが入り混じっていて、スーパーで買う規格品とは違うバラツキの面白さがある。
品種改良に大変な時間と苦労を重ねた所産だから尊いのもだ。
普及には感謝をしない訳にはいかない、割安に日常食する恩恵に我々はあずかれるんだもん。
そう思う俺は、もう一方でアメリカンチェリーが好きなのだ。
サクランボよりひとまわり大粒である。
色はどす黒い、又はどす紫である。
皮もサクランボよりは硬いし、種も大きめだ。
味は濃厚な甘酸っぱさが堪らない。
歯応えもある、特に、皮が硬めで、皮が破けて果肉に達した時の感触がイイ。
実が大きいからジューシーさも存分に楽しめる。
アメリカンチェリーが出回った頃からのファンである俺。
その美味さを語ったことがある。
当時は、「色が気持ち悪い」「サクランボじゃないわよ、あれは」などと貶していた人がいたものだ。
どうしてサクランボは日本産だけしか認めないのだろうと不思議であった。
俺は拘らない性格が過ぎていて、物事も人に対しても先入観を持たないようにしている。
その結果、大きな痛手を被ったりしてきている。
まあ、単純なウブな面が災いして、騙されたり、裏切られた経験がある。
それでもそれ故に、アメチェリに巡り合ったりできて、小さな喜びに浸ったりできている。
あれもこれもと求め過ぎるのも欲張りというものだ、なんてネ。