リサイクル親父の日記

第14話 パトカーの見える路駐でした、冷や汗がボトボトと・・・

2010/07/02

仙台市新田とい場所は比較的最近に開発された地区で、区画も整っている。
男は電話での場所説明を詳しく話そうとしたが、俺は住所だけで分かると説明を遮った。
しかし、一番気になる道路状況だけは聞かないとならない。

「えぇ、トラックは大丈夫ですよ、路駐してても警察なんて来ないような場所・・・・」と言っていた。
新田駅の近くに建ってて道路を挟んで駅の駐輪場だ。
曲がり角付近にしかトラックは止められなかった。

2人用ダイニングセット、カップボードなど大きめの家具とカラーボックスなどが買取品だ。
1~2回では運びきれない、数回エレベーターで運んで、トラックに積み込む。
初めの方は俺一人で運べたが、大型はそうはいかない。

男にも手伝ってもらいながら二人で積み込み作業をしていた。
ふっと数十メートル先に目をやると、パトカーが駐車違反車を調べているのだ。
無人状態の車から警告書を取り外して、調書を作成しているのだ。

俺はトラックを離れられなくなってしまう、だって、マンションの部屋は5回であり簡単に戻れないのだ。
男に「パトカーが行けば、後から部屋に行きますから」と言って、ボーッとしてパトカーを見張った。
パトカーを見つけて、こんなに暑いのに冷や汗が出てしまい、そして、ボトボトとアスファルトを濡らした。

それからが時間が長いこと・・・数秒が数分に感じるし、それはやがて数時間の様に思えた。
しびれを切らして俺はトラックに乗り込んで、そのブロックを一周したんだ。
グルッと回って戻って来た時にパトカーが発信して行った。

部屋に戻ったら、男は「珍しいよ、パトカーなんて来たことないのに・・」と弁解したんだ。
「でも捕まらなくて良かったですから・・さあ、早く運びましょ、又来るとヤバいし」と俺が応じた。
確かに、駐車違反は激減している。

愚かなことだが、厳罰が効果を上げているのは事実だ。
あらゆる方面でビックるする犯罪が多くなっているかもしれないが、厳罰が多くなるのもどうかと感じている。
モラルの徹底や道徳向上という難題は、教育が基本であろうが、これからどうなるのやら?