2010/07/30
この真夏に引っ越しするのは大変だが、転勤だからそうしようもないね。
仙台から岩手県に転勤辞令が2週間前に出て、夫は先に行ってて、妻と幼子は明日引越すそうだ。
冷蔵庫とガステーブル、炊飯ジャーの買取で1年も使っていないというので期待した。
ガステーブルのオレンジ色ホースはカッタ―で切り取られている。
ガス屋が抜き難いからと簡単に切り落としたのだが、俺はプロらしくない仕事だなと感じた。
リサイクル屋としては意地でも引き抜く、その後に使うためには必要な物だから大切にするのだ。
冷蔵庫のドアーに少し凹みがあったが、電話で伝えた価格で買取をするのには問題はなかった。
「あの~これも買取してもらえますか?」と電話台にしてたボックスを示した。
しかし引出の取っ手が付いてるボードが脱落している。
「壊れているから買取できませんが・・・」と断ると、「無料でイイから持って行って下さい」となる。
現場で修理が上手くいくかどうかを判断するには迷いがあった。
圧縮ボードの家具はボルト穴がガバガバになると始末が悪い、ボンドを入れたくらいでは治らないこともある。
店に戻ってボックス修理をすべく点検する。
取っ手付きボードは裏面両端にボルトが突き出していて、引出の側板差し込むタイプである。
そうしてから側板の直角側から別のボルトで閉め込むタイプであったが、それをしないでいたのだ。
更におかしな点が見つかった、前面の最下部に化粧板があるのだが、上下逆さに取り付けられていた。
だからボックスは垂直に立たず僅かに後ろ傾斜していた。
それもやり直したら、コンプリートって完成品に戻ったのだ。
現地組み立て式家具、ノックダウンタイプには時々見られる現象だ。
組立に慣れていない人が、部材を見て早計に判断して組み立てると、様々なポカをやらかしてしまう。
でも大した問題ではない、自分が使用するぶんにおいては多少の見た目は気にならない筈だ。
リサイクルショップをやる前の俺は、組み立て直しが面倒だからとそのままにしていた。
しかし今は商売だから、ちゃんと直してやっぱり売るのだ。
ノックダウン、暑さでノックダウン、直しでノックダウン、ノックダウン・・・歌ができそうだ。