リサイクル親父の日記

第54話 欠品してしまった扇風機、あぁ~最大の弱点です

2010/08/11

立秋も過ぎたので、この頃の暑さは残暑と呼ぶらしい。
お盆も終わっていないから、残暑という言葉は少し違和感を感じてしまう俺だ。
太陰太陽暦の24節から立秋という表現が用いられているが、実感はまだまだ盛夏と思える。

俺の店の夏の商材、エアコンに窓用エアコン、扇風機に除湿機などは7月に完売してしまった。
その後の買取でポツ、ポツと何個か入荷できて、それもポツ、ポツと売れたりしてた。
だから、僅かな在庫品が出たり入ったりしてる状態だった。

ある物は1~2台あったり、別な物が欠品したりとランダムにトータルで1~2台が在庫できていた。
ところが連日の猛暑だから、遂に夏商材は払底してしまった。
「扇風機ないですか?」「エアコンありますか?」と無い物の問い合わせが連日続く。

リサイクルショップの最大の欠点です。
欠品の補充が思うようにできないから、遺失利益でもあり、お客さんの期待に応えることができない。 
今回は異常に欠品状態を感じるが、日常的にも欠品は感じている。

ありとあらゆる物を揃えることはできないし、俺の得意な物や入手し易い物での店作りになっている。
バリバリの新鋭品やマニアック品も品揃えとしては難しい。
特殊な物や最新鋭の物が欠品しても、一部のお客さんだけだからと自分に納得させている。

しかし、大衆向け商材が欠品甚だしいとなれば、俺は責任も感じるし、店の魅力が低下してしまうと心配が出る。
振り返って店を見渡せば、陳列棚にはそれなりに商品が載っている。
更に突っ込んで考えれば、売れ難い商品が山の様に積まれているだけかもしれない。

店の鉄則が欠品をなくすことだと分かっている。
仕入れが大変重要だとも分かっている。
その対策がままならない現状に腹も立つ。

売れ筋が山のように積まれた店を理想に頑張るしかないのだ。
欠点も弱点も問題点も分かり過ぎるほど分かっている。
これを糧にもっと頑張らないといけない、自分を戒める。