リサイクル親父の日記

第59話 休みの方が忙しないかな?

2010/08/18

お盆休みとは名ばかりでした。
墓参りから親戚回りと俺も人並みに掛け摺り回っていました。
お盆と正月しかこんな機会は無いと言って過言ではない。

自営業、特に零細な経営者の俺は、四六時中店の経営が頭から離れることはない。
だから2~3日の店の休みは、特に不安が増大して心配ばかりしてしまう。
もう独立して20年以上も経つのだから慣れても良さそうなのだが、いつも尻に火が付いている心境である。

自営業者の宿命と諦めるしかないだろうが、今更どうにもならないのは承知している。
だから経営に真剣に取り組む必要を感じ続けている。
この緊張感と切迫感はスリル満点という味わいがある。

まだまだ残暑が続くだろうが、俺の場合はあの猛暑の間が悲惨だった。
店内が異常に暑さがこもってて、お客さんが来ても逃げ出すほどだった。
夏バテも俺だけではなくて、店も夏バテしちゃっていた。

買取件数の配達数も異常に少なかったのだ。
兎に角、店でジィーッと暑さに耐えていた感じだ。
その反動か、お盆に掛け摺り回ったことが、目が回るほどの忙しさに感じてしまった。

店の営業が日常だとしたら、お盆中は俺にとっての観光の如し異空間体験かも知れない。
日常と非日常という対称は、気分転換となりリフレッシュとなった。
少しばかりだが、経営を忘れたりできたから、精神には尚一層の薬効があったろう。    

もう直ぐ秋の引っ越しシーズンでもあり、身体と気持ちが準備できたかな。
休みの方が忙しいなんて、真逆も過ぎます。