2010/08/19
おじいちゃんとおばあちゃん、それに孫2人の4人で店に来た。
先日売約した自転車を引取に来たんだ。
自転車を積んだ後に、それぞれが店内に入っていた。
4~5歳の男の孫が売り物のバイクに跨ろうとしたんだ。
興味本位で触ったり弄ったりしたくなるのは大人も子供も変わらないが・・・
幼児が1人で乗ったりするのは危険極まりないし、物も本人も傷んでは申し訳ない。
そんな時には俺は、必ず注意することにしている、安全のためであり危険防止だと思っている。
「ボクッ!危ないから・・・」すると、彼はスーッと店の奥の方へ逃げ去った。
それを離れた場所で聞いたいたお婆ちゃんが孫に言った。
「ダメでしょ、ごめんなさいを言ったの、言わなきゃダメでしょ、知らんのぷりしてちゃ!」。
彼は無言で俯いたままジーッとしてたが、おばあちゃんは再度叱っていた。
こんな光景は俺は忘れるほど見かけていない。
若い夫婦が幼児をほったらかして売場にいて、同じような注意をするとする。
「叱られるから、帰ろう」「この店、おっかないから行こう」と囁いて出ていくのが多いのだ。
でも俺は注意を止めようとは思わない、危険回避だし安全確保が優先するからね。
自由と我儘を履き違えている。
公共モラルを親が教えない、躾ができてない、放漫で勝手し放題、など誰しもが感じている。
下手に注意して殺されかねないから、見て見ぬふりをする非常に殺伐とした世の中になっている。
俺も一歩外にに出れば、無関心で無関係を装って自分を防御している。
だから、おばちゃんの孫を叱る姿がとっても共鳴できた。
「おばあちゃん、良く言ってくれましたね、最近少ないですよ」と話した。
彼女は深刻な顔で言った。
「この子らの親も叱らないのよ、でも、わたしはダメなものはダメって言うようにしてるの・・・
時々、遊びに来ても悪ことしたら怒るの・・・若い親がねぇ~~それで嫁とね・・・」。
一昔前は、孫に対して甘やかすのがおじいさん、おばあさんだった。
今は、親が子供に大甘的に接するから、日本中やりたい放題の子供が増殖している。
俺も歳を追うごとに肩身を狭く生きないとならないか?