リサイクル親父の日記

第79話 それはそれはちょっと酷かったんだが・・・

2010/09/08

仙台市宮城野区に市営住宅の大団地があって、4階建の住宅が建ち並んでいる。
リサイクルショップだけじゃなくて、例えば便利屋さんでも敬遠したい場所だ。
特に3階や4階であれば、そして猛暑だし、そりゃ想像以上に搬出だけでもシンドイからね。

親戚のお母さんが1人暮らしで亡くなったので退去の片付けだという。 
ご年配だったし相当古いもの感じがした。
「古い物や傷みがある物は引取は難しい場合もありますよ」。

「一度、見て下さいな、処理は何処かに頼むけど、できるだけ減らしたいから・・・」と言う。
しかし、それ以上聞いても、物状態は分かっていないのだ。
住所を聞いて俺は断ろうと思った。

「仙台市宮城野区XXX、5号室」と聞けば、団地の5階の部屋だと確信した。
「いや、部屋は5号室だけど2階ですから・・・」と彼は慌てて説明した。

その部屋に行くと電話の彼と親戚の彼女二人がいた。
家具はどれもが傷んだり、変色していたし、古いものであった。
1~2点の見栄えがそれなりの物には、メモ用紙に行き先が記入されている。

その1~2点でさえ引取がギリギリって感じだ。
先の物はどれもこれもが状態が非常に悪いから、とても商品にはなりえない。
「お年寄りだし、物を大事に使っていたので・・しょうがありませんよ」と俺は言ったんだ。

すると二人は顔を見合わせて呟いている。
「やっぱり、何処でも引き取ってくんないな」「ゴミ代が相当かかりそうだわ」などと。
ダメもとで俺を読んでいたのか、それはそうだ、俺の店が遠いのに懇願してたからな。

時々、こんなお客さん(?)に出くわしてしまう。
電話や会話で内容を聞き出すようにしてから、出張するどうか判断してるんだけど・・・
口が上手かったり、演技が上手い人にかかると、俺もアッサリ乗ってしまい、失敗する。