リサイクル親父の日記

第80話 ライト付きラジオをそろそろ準備しておこうかと・・・仙台だし

2010/09/09

色んな物があるのがリサイクルショップの特徴かもしれない。
しかし、本当に欲しいものがなかったりしてるのが俺の店かも知れない・・・
欲しい物や探し物を聞かれたも、簡単には在庫が無いという結果はしょっちゅうある。

時々探し物に来る青年がいるが、今日はバッテリー式ハンディ掃除機を買ってくれた。
コード付きを使ってたが、移動する際にコードが邪魔だったらしく、コードレスを探したという。
これは偶然に等しい出来事であって、常時在庫があるものではない。 

仙台でリサイクルショップをやってる俺としては、あらゆる物を取り揃えておきたいと願っている。
それは一種の理想であり叶う筈もないけれど、気持は何でも取扱いあらゆる物を揃えたいと考えているんだ。
だから珍しい物や面白い物は積極的置いたりもするが、過ぎると変な物だらけになってしまってね。

その青年が聞いたきた「ライト付きラジオは置いてませんか?」。
俺が疑問に思ったのは、彼は結構家電に詳しくてたくさん持っていると思ってたからだった。
「色んな物を持っているんじゃないの?もっと必要なんですか?」。

「えぇ、まぁ、電池のいらない物をそろそろ備えておこうかと思って・・・」。
??と在庫品をチェックしたら、ありました。
「ハンドルを回すと充電するタイプはありますよ!」と俺は棚から持って来た。

真正面にライトがあり、側面にラジオとアンテナがある、手動ハンドルで充電できるのだ。
バッテリー内蔵で、しかも、ハンドルを回せばイイのだ、電池は不要だからいつでも何処でも使える便利物。
「ありますか、良かったぁ~、助かった」と彼は感激してくれる。

俺も彼の喜ぶ顔を見て嬉しくなったが、何故という疑問はあった。
冷静に考えてみれば、地震に豪雨にと天災は忘れた頃にやって来るという諺が頭をかすめた。
宮城県沖地震からそろそろ確率では90%以上が予想されている。

防災広報は頻繁になされているが、俺としては馬の耳に念仏という具合だし・・・
今年の暑さも異常だから、いつなんどき何かが起きたりしてもと思う。
天災や人災、油断せず備えておきたいが、その内に忘れてしまうらしい・・・