リサイクル親父の日記

第81話 涼しくても蚊がいっぱい、仙台出張買取

2010/09/10

台風の影響で寒気団が入ってきて、急に涼しく感じられる。
それは誰しもが感じてるし、ラジオもテレビも一斉に同感を示している。
仙台では天気予報を見る限り30度を超すことはなさそう、一安心です。

こんな暑い夏だったのに、楽天球団はビリビリに寒いね、しょうがないけど。
以前出張買取で行ったお宅から、再度リサイクル品の買取依頼があった。
仙台市若林区成田町という場所で一通道路が狭くて苦労する場所である。

一回でも行ったことがると狭さをのぞけば、勝手知ったような気が起きて安心は安心だ。
初回に行く時に感じる不安や迷いは無くてスイスイと車を走らせることができる。
狭い道路を家の玄関前までギリギリまで進んで止めた。

まるで他の人との接触を拒絶しているよな塀に古い門扉をガッチリと閉めている。
敷地のほぼ半分が庭だが草木は伸び放題、剪定など何年もされていない。
シュロは隣家の2階の窓伸びて敷地を超えてしまっている。

飛び石を踏んで玄関先に向かうが、生い茂った草が邪魔であり、身体に触れてくる。
彼はランニングシャツ姿で、小型家電品数点を奥の部屋に取りに行ったきり現れない。
することもなく庭を眺めながら、これだけ鬱蒼としてたら蛇がいるかもしれないなあ・・・

シュロが隣の家に迷惑をかけてるなあ、せめて草取りをやればイイのに、なんて考えたけど・・・
この家で彼は1人暮らしである。
仕事もあったり無かったりの状況だから生活は質素だろうけど、これもどうしようもないのだろう。

その時、腕のあちこちが急に痒くなった。
蚊が数匹俺の周りを飛び回っている。
久しぶりの栄養満点の御馳走にありつけたのかもしれない(俺のことだけど)。

この茂みでは蚊が繁殖するだろうとも思った。
町のど真ん中で蚊に食われるとは想像はしなかった。
戻って俺は腕にキンカンを塗りまくった。