リサイクル親父の日記

第104話 「正義の話をしよう」とサンデル教授が言う

2010/10/03

ハーバード大学の哲学者サンデル教授の公開授業は大変面白かった。
NHKテレビで放送されたのをビデオで録画して見たけど、最近では一押しだった。
その日本版とロングインタビューの番組が最近あったので、心待ちにしてた。

期待通り今回も大変感銘を受けた俺は、サンデル教授的な思考方法をまねるようになったらしい。
数日間、誰かと話をするとサンデル教授的に問いかけたりしている。
決して俺の考えを押し付けるのではなく、相手の隙を突いたり、別な考え方を問い掛けている。

サンデル教授の番組を見た人とは、その哲学について話題にできる。
見てない人とは話にならないから、その論法を使える訳だ。
民主主義の根本原理や原則は、自由や正義をどの様に考えるかによって変わる。

哲学の勉強をしたことがない俺は、若い頃から自分の生き方に迷いっ放しだ。
ある時は金に夢中になっていたし、ある時は享楽に溺れたし、正義を考えていたことはなかった。
現実の毎日を生きることで精一杯だと言い訳をしているのだ。

こんなに正面切った議論は普段の生活ではあり得ない。
テレビを通じて、本質の議論を少しでも知ることで、これからの生き方を考えさせられる。
俺も沈んでいた思いがちょっとだけだが、考えるようになれそうだ。

日本に蔓延っている薄っぺらく浅はかで見栄っ張りの考えや因習を見直せそうだ。
俺の周りには軽佻浮薄でエゴイストな人が相当いる。
俺は人の批判はできないが、もう少し正義を多くの人に考えて欲しいと思っている。

俺は正義を考えることが、人生に有意義だと思える。
自問自答でイイから、これからズーッと時々考えることにしよう。
これを問い掛けたら、言い返された。

「あんたは、サンデルにヤンデルじゃない」