2010/10/11
出張買取で仙台市北部の泉区高森へ行った。
俗に泉パークタウンと称する一種の高級住宅街地区である。
日韓ワールドカップでイタリアチームが宿舎にした泉パークホテルやベガルタ仙台の練習グランドが近くにある。
太い道路が印象的であり、そここに緑地が多いのも嬉しくなる。
ゴミゴミ混雑してる市街地とは大違いで、ゆったりのんびりした雰囲気がある。
高校教師の殺害事件があったのはこの近くで、逮捕された連中もこの付近だから驚くしかない。
３０年弱前に建てられたであろう２階建ての家は、今は住人がいなくなっている。
お父さんが亡くなり、その後間もなくお母さんが亡くなった様子。
もう直ぐお母さんの四十九日がくる、東京で一人住まいの娘さんが色々後片付けに来仙している。
買取の見積に行った時、娘さんから先に見積した業者の内容を聞かされる。
どうしたことか、その業者が目を付けた物以外に俺には商品になる物が多数見える。
「・・それも、買取してもらえるの？・・食器もイイんですか？」と驚くのだ。
「えぇ、ウチは大丈夫ですよ、売り物になる物の範囲はかかり広いから・・・」とあれもこれも対象だと説明する。
娘さんは大喜びして、俺に即決で任せると言った。
当日、第一回目の引取に行った。
「これも、イイねわよね、・・・そんなのも大丈夫？」と見積もった以外の物を追加で示した。
東京のマンションには十二分に身の回り品が揃っているから、本当にお母さんの形見だけしか持って行けない。
俺に売り払った後には便利屋さんに廃棄処分を頼んでいるが、できるだけ減量してた方が好都合だ。
それにしても随分と贅沢なリサイクルショップ（？）がいるものだと、俺は怒りに似た心境を覚えた。
俺が見積に買ったからイイとは思わない、どうして売り物にならないと判断しているのか、その理由が分からない。
手を付けない物とは、ギフト品なのですよ、タオルに食器、花瓶、それにクリアケース、メタルラックなどですよ。
新品、若しくは良品だから、そこら中のリサイクルショップは皆取扱して販売している類なのだった。
深読みすれば、そんな同業者、贅沢なリサイクルショップだったから、当然の結果として俺が勝ったのだろうが・・・
でももっと考えると、飾り時計はやるが壁掛け時計はやらない、ダイニングテーブル椅子セットや食器棚はやるが本棚やコタツはやらないのだ。
物の状態はどれも良品であるから、俺には凄い矛盾に思えるのだ。
あ～ぁ、頭が痛くなるから考えるは止めるけど、全く理解できない競合リサイクルショップでした。