2010/10/20
俺もリサイクルショップをやってから十数年経つから、色々思うこともある。
仙台市内の同業者の店も覗くし、その対策もする。
或は、出張買取現場でお客さんから他社の買取事情を聞かされることもある。
小物で小型で付加価値の高い物だけしか扱わない店がある。
総じて仙台の小型店はその傾向が強い。
俺の場合はそんな好みを出して買取してたら、物が集まらないから、何でも取り扱うように努めるのだ。
買取に出向くと、イイ物が全く無くて残り物だけの場合もあるんだ。
しかし、それは俺の店が1番目に呼ばれずに、2番目や3番目だからどうしようもないのだ。
知名度の高い、小粒で金になる物しかやらない1番店には敵う筈も無い。
そんな残り物ではあるが、思わず良品がある場合がある。
そしてお客さんは1番店に断られているから、買取金額よりも持って行ってもらいたいと切望する傾向だ。
幾ら立派なものでも、大き過ぎたり重すぎたりすると手間がかかってしまい扱いに難儀する。
1番店が扱わない訳はここにあるのだと分かるが、他の物は無いから俺は手を出すしかない。
安く仕入れれば安く販売できるから、新品時価格から考えるととんでもない激安となる。
とは言っても、より安い物を買いに来るのがリサイクルショップ宿命である。
新品価格の分かる人で、そんな物欲しがっていたお客さんが来ると、大感激して買ってくれる。
それ以来常連になり、時々物色に来る。
大感激品に出会うと、又しても大喜びをする。
同時に、最初のことも、2回目も・・・と嬉しそうに何度も繰り返して説明してくれる。
悪い気はしないが、あんまり褒めらると、照れくさくなり、くすぐったくてしょうがない。
ブスクサしながら無愛想に気分悪く買うお客さんよりは、はるかに俺は気分が良いけれど・・・
だから大型で重くて、できがイイ物は、何処のリサイクルショップでも安く買えるようなのだ。
そんな利用の仕方をするお客さんを何人も知っている。
でも、ある程度お金がないとできないが、少し余裕のある人に利用してもらえればと思う。