リサイクル親父の日記

第131話 とっても安心できるイイ医者、先生でホントに良かった

2010/10/31

店の常連のお爺さんがいて、毎日午後に顔を出していた。
歳も歳だし、持病も有り、かかりつけの内科医院がある。
その医院の先生の話になると、褒めてばかりいたのだ。

数年前に俺は体調が悪くて、お爺さんにぼやいたことがあった。
「とってもイイ先生だから、一度診てもらった方がイイ」と勧められた。
医者嫌いの俺は腰が重くて行く気にならなかったのだが、その時は体調が本当に悪くて仕方が無かった。

内科医院で受付けしたが、一般的な感じがした。
看護師さんに呼ばれて先生の前に腰をかけて、そのお爺さんから勧められたと伝えた。
すると、先生と看護師さんはニコニコしてた。

無事に診察を終えて、遂に俺は高血圧症と診断された。
以来、毎月一回は診察と薬の処方をしてもらうために通っている。
お爺さんの言っていた通りホントにイイ先生だと毎回感じることがある。

受付以外の看護師さんも先生も愛想がとってもイイし、患者のことを心配している。
どの患者に対しても、心のこもった思いやりのある言葉を、まるで家族でもあるようにかけているのだ。
俺の場合には、できるだけ体重を減量するように指導を受けている。

それがうまくできないから、増えたり減ったりしている。
それでも「無理しないでイイから、しかし、忘れずに心掛けててください」とか、
「今日は先月よりも減ってますね、その調子ですよ、頑張りましょう」と励ましてくれる。

今日も月例として行った。
「ちょっとギックリ腰気味で・・」と挨拶代わりに俺は伝えると、それは大変心配してくれる。
「それは大変だ、安静にしないといけませんよ」と忠告してくれた。

「いや先生、そうもいかないんで・・・整体に行って、揉んでもらってますが・・・」
「ダメダメ、腰痛は安静が一番ですよ、揉んではいけない」と真剣になってきた。
そして血圧の診察を終えて、俺は会計を待っていた。

先生が俺を追いかけるように事務室にやってきた。
「これ、これを貼ってください、差し上げますから」と温湿布を3パック渡してきたのだ。
先生は直ぐに次の患者のために戻ったから、俺は会計の人に聞いた。

「湿布の代金も払いますよ」
「先生があげるって言ってますから、もらえません」と言ったのだ。
整体に通いながら、温湿布を貼っている、何とも矛盾かも知れないが、でもとっても効きそうだ。