リサイクル親父の日記

第148話 仙台リサイクル親父は又も叱られてしまう

2010/11/18

どうも理由もないのに理不尽に怒られるというのは精神衛生的こたえる。
或は、自分に過失もないのにガミガミやられるというのは本当にストレスが溜まっちゃう。
出張買取先であれば、相手が見えるから、その態度や様子で判断もできるが・・・

電話での問い合わせでは、声だけで判断する必要があるし、それは至極難しいことだ。
男の声だ。
「DVD、買った時に12万円したイイ物だよ、幾らで買取してくれる?」

ちょっと変な感じはした。
自分から「イイ物」とか「買った値段」を言うけど、それ以上は言わない。
駆け引き上手ではないが、駆け引きが強すぎるのだ。

何年前に買ったのか聞いた。
「ん?・・そうだな10年までは経ってないよ、ちゃんと使えるしよ」
「そうですか、10年近いと買取は難しいですね」と答える。

男の声が強く甲高く切り変わった。
「なにィ~、難しいって何だよ!まだまだ使えるぞ、イイから買取しろよ、幾らだ!?」
「・・いえ、ちょっと、やはり・・難しいです・・・」と下手で答える。

「何でだよ、XXOOOXX・・・何でも買取するんだろ?オイ、そうだろう?」
こんな調子でガンガンまくしたて始まる。
電話でもあるが、反論を例え、正論でも説明すると逆上するタイプである。

随分前に店に乗り込まれたことも有った。
だからできる限り喋らずに収めないとならない。
「・・え~年式はリサイクルでも大切でして・・・10年ですと売れないんです・・・・・」

そんなやり取りの電話が終わると、俺はドッと疲労感に襲われた。
危うきに近づきたくはないが、向うから近づいてくるのだからどうしようもない。
その時は、柳の様になびいてかわす様にしている・・・

俺はどうやってこのストレスを解消したらいいんでしょか?