リサイクル親父の日記

第152話 逆走しちゃいまして・・・仙台リサイクル親父の危機一髪

2010/11/22

リサイクルショップの出張買取は何処へでも行きますから~
電気ポットやジャーなど小型品数点の買取だった。
ゼンリン住宅地図は2年前の物で比較的新しい筈だが、その地域は日々工事が進捗していた。

仙台市青葉区と宮城野区の境界付近の榴ヶ岡という場所。
仙台駅裏付近は再開発が長期間続いていて、東北楽天のスタジアムから国道45号線に囲まれている地域だ。
4車線の太い道路を造っているので、俺には何処がどのように変わっているか分からい。

ナビの誘導にしたがって進むだけだが、ナビも情報が少し古いらしい。
だから道なき道を指したりもするが、気にせずに大局的判断で進んでいた。
桜の名所、榴ヶ岡公園沿いにグル~ッと迂回して、そこから左折して、直進してぇ~~~

更に、左折したら、そこが4車線の道路に変わってて、地図ともナビとも違ってしまってたぁ~~~のだ。
でも考える暇もなく左折して進んだ。
ナビが示す方へ進んだが、どうも様子が全然違うから、道路脇にハザードを点けて止まって・・・

一呼吸して、地図を見て、確認できるビルを探して、今の自分の位置を確かめた。
道路は地図ともナビとも若干変わっているが、勿論大きな違いはない。
そうか、少し来過ぎてしまったらしい、数十メートル後方が曲がり角だと思えた。

しかし、直進してUターンするには中央分離帯が邪魔してるから何百メーターも先になる。
バックミラーには車が映っていない、バックしても大丈夫かな?
ソロソロとバックする、ミラーには車が現れないから更にバックした。

すると曲がり角が確認できてきた、きっとそこを入った場所が目的地だと。
少し速度を上げてバックし続けた。
俺は左側だけに神経を集中して見ていた。

その時、クラクションが激しく数回鳴って、右脇を通過した車があった。
クラクションの音を聞いた時に、俺の心臓がギュッと縮んだ。
ヒヤッとして、ハッとして、我に返った。

50~60メートルのバック走行だが、感覚が狂ってしまったのだ。
前身の時には見逃すなんてあり得ないが、慣れないから注意力が偏り過ぎだった。
やっぱり無理は禁物、危機一髪だったようだ。