リサイクル親父の日記

第163話 情けは人のためならず、誤解する仙台リサイクル親父かな

2010/12/03

俺の性格はかなり大雑把でいい加減さがある。
同時に気持が小さくて、経営状況が悪くなると神経過敏になり過ぎてしまう。
金があると、利益があると、気持が大きくなり過ぎてしまい、大甘にもなる。

買取の場合にも発揮してしまう。 
買取しなくてもいい物をついつい買取って、売れずに無駄金を使ってしまう。
少しスケベ心があって売れれば儲けが大きいぞ、なんて思いがあるし、同時に売りに来た人に申し訳なさも感じる。

販売の場合にも同様に発揮するから、持って生まれた性格は尚し難い。
手持ちが半金しかないけど、物は直ぐに必要だからと請われて、物を渡してしまう。
残り半金をサッパリ持って来ないお客さんがいた。

1週間の取置き預かりが数ヶ月間にも及んでしまい、店内に売約品が増えてしまい障害になったり・・・
情けは人のためならず、本来は自分に回り回って戻って来る情を云うのだろう。
しかし、俺の場合は往々にして、情けは他人のためならずって事になってもいるかも知れない。

いつも相手に甘えさせ過ぎてしまい、その人をダメにする場合もあるだろう。
唯、思うこともある、完全な人間ばかりじゃないという現実。
俺は半端で不完全な人間だと自覚してるから、相手には完璧を求めるのもどうかと思っている。

損したり儲けたりしながら経営しているが、損ばかり多いと経営も立ち行かなくなる。
最近この商売も年々厳しくなっているから、損をカバーできる余裕は皆無。
この反省を踏まえて来年は取り組む必要がある。

慎重でギスギスした取り組みの結果、面白味のない味気ないリサイクルショップになる可能性もある。
そして、悩み迷いながら取り組むのも、又楽しからずや。