リサイクル親父の日記

第177話 終業から始業に向けて・・仙台リサイクル親父が・

2010/12/29

リサイクルショップを開業した時から、年末終業を29日にしている。
初年は起業したばかりで採算に乗せるために夢中でやっていたし、休日をとらなかった。
だから、年末年始ぐらいは気苦労をしないようにと思ったのだ。

それは懐旧の念でもあるが、でも、はやり時には時間的にも気分的にも仕事から完全解放されたいと思う。
たかが10年ちょっとだけのリサイクルショップの商売だが、この業界の熾烈さは年々増加して、激戦を実感している。
そして、今後の見通しを思うと、今年ほど精神的に焦りがあるのは初めてだ。

しかし思い起こせば、四半世紀前に脱サラして創業した時は今以上に厳しかった。
取り組んだ仕事が大失敗して大損して二進も三進も行かず、それは地獄のようだった。
今は、少々の困難などは気にしないようにして、常に前向きに考えているし、取り組んでいる。

事業の継続は、先人たちも言ってる通り、改革し続けることで可能らしい。
改革と呼べるかどうかは分からないが、俺の店も創業時から大きく変わってきている。
来年は更なる変化に果敢に挑むことで、道筋を何か付けられるかもしれない。

スーッと引いて世の中を見渡す。
俺の知っている社会、或は、会社関係者は、殆どが不況に喘いでいるようだ。
景気のイイ人が、景気がイイと自慢はしないという事実もあるが・・・

兎に角、真正面を向いて、正攻法で取り組むことをやるだけ。
苦境や逆境から脱するという思いは、物凄く嬉しくて、達成感が出る。
その体験をもう一度味わいたいと思う。