リサイクル親父の日記

第184話 今年も有りかぁ~、仙台リサイクル親父もショック

2011/01/18

仙台市泉区の北隣に富谷町という所がある。
新興住宅地は何か所もあり、その辺はベッドタウンといえる。
小高い山が住宅地に開発されていて、国道4号線から坂を上って行くのだ。

「引っ越しで家具を数点売りたいけど、取に来てくれるの?」
5~6年使用で状態もイイというから、買取に行くことにした。
「今、引越し先の東京にいるの、XX日にそっち行くから、その時に来てちょうだい」

1週間前の予約の電話である。
この季節は冬だから雪が降ったりするし、俺は毎日天気予報を気にしてた。
朝夕は氷点下になっているし、雪も落ちたりしているから、当日の道路が気になってしょうがない。

その日の朝はマイナス2度、路面は湿ってて凍っている感じがする。
トラックを富谷に向けていくが、4号バイパスは交通量も多いから、湿っているが凍ってはいない。
小1時間走って富谷に入って、4号線から山道に入る。

住宅街だが戸建ての陰などは、交通量も少ないし、山間で雪も少し多いのだろう、アイスバーンが所々ある。
その家に着くと、庭などに薄らと雪が積もっていて、それが足跡も無く雪原状態だ。
玄関のドアーノブにビニール袋がぶら下がっている、それにメモ用紙が貼ってあるのだ。

どうやら家主は未だこの家に戻っていない、約束の時間に着いていないらしい。
ケータイをかけると、暫し呼び出し音が鳴った後に応答する。
「・・あぁ、そうだったわね・・わたし、今、未だ東京ですが・・・」

何とも眠たげな気だるい聞き覚えのある声だ。
「いろいろあって・・行けないのよ・・・月末にして」
謝罪も何も無い、ただ自分の事情だけを言っている。

数日間、天気を心配しながら、今朝も早めに出発して、注意しながら慎重に運転してきた。
常識的には、予定が変わった時点で連絡するものでしょう。
人のことなど全く考えない、自己中の極み型の女性だったのだろう。

稀に、スッポカしに合うけれど、これほど怒りがこみあげることも無い。
今朝のテレビの運勢は、100点で最高の日だったのが恨めしい。