リサイクル親父の日記

第185話 電話ないの!?もう驚くばかりで~~~す

2011/01/20

リサイクルショップだからだろうか、変なお客さんに出会うことも多い。
仙台だからとか限らなくて、リサイクルショップだからだと諦めるべきなのか。
今朝も吃驚したんだ。

お婆さんはブラックの分厚いキルティングジャンパーを着てたが、不釣り合いこの上ない。
この時期だから防寒対策は分かるが、分厚いのイイが、ガッバガバに大きくて、どう見てもジャンパーだけが動いてる感じだ。
息子か孫のお下がりを着ているように思える。

店内を見て回った後にレジに近づくと、
「電話ない?電話ないの!?」と聞いてきた。
俺は商品の電話器を探しているのかと思った。

すると、続けて、「電話貸してよ!無いの?」と言うのである。
「電話はあります・・どうぞ・・」と差し出す。
子機をグッと持つとダイヤルをプッシュする。

「・・あぁ、わたし・・・しまむらに行かない・・それにメルシィーにも・・・
今?・・中田のリサイクルショップよ・・・椅子ね、ちょうどイイのが無いの・・・
ヤマザワの前に迎えに・・そうするわ・・・じゃ、後でね・・・それからさ・・・・」

お婆さんは知合いに電話してスーパーヤマザワで落ち合うという。
それを伝えるに電話をかけたのだが、用件よりも世間話と打ち合わせに長時間かけていた。
電話が終わるとスーッと帰ろうとする。

あまりの無礼さに俺も腹が立ったから、「ケータイ持ってないんですか?」とチクリ。
それがいけなかったらしい。
「・・持ってたわよ・・でもさ・・かけよとするとできないの・・電気切れてて・・・
いつも電気なんか・・・段々面倒になって・・・・持ってたよ、だから、ケータイ・・・
今、なに、どっかで電話借りれば済むのよ・・・ケータイなんて面倒で」

一気にまくしたてたのだ。
電話を借りるのはイイが、借り方とか言い方の常識があまりにも無さ過ぎである。
厚顔無礼である、商売の因果なのだろうが、あまり接したくない人の類です。