リサイクル親父の日記

第186話 卒業生の引越し、親が・・・仙台リサイクル親父には~~

2011/01/21

1月も半ばを過ぎました。
寒さは未だ続くでしょうが、もう1ヶ月から2ヶ月間はしょうがないのか。
ここんとこ数件の引越しの買取依頼があったが、どうやら卒業生らしい。

大学は確かに卒論提出を終えれば、卒業式までは時間が有り余る。
1月に引越しして親元に戻ることはよくあることだ。
4月初め頃までは学生の引っ越しシーズンでリサイクルショップも大忙しにはなる。

学生以外にも社会人の引越しも重なるから、年に一度の買入時とでも呼べるかも。
いろんなケースはあるが、俺が気になることもある。
その段取りが全て親任せの学生も多く見受けられる。

遠隔地の親御さんが店に電話をしてくる。
物の内容や状態も全て親御さんが説明して、日時も子供と調整して、親御さんが連絡している。
当日は当然親御さんが一緒に立ち会う、同時に、せっせと親御さんが部屋を片付けている光景。

親が何から何まで世話をして・・・とってもイイ親には違いないのだ。
せっかく子供が自分で物事をやり遂げる機会なのだが、それが活かされないと思う。
共同作業、或は、子供が主体となって親御さんがサポートする感じであれば、俺も違和感は感じないが。

そんな部屋は大概が掃除がされてないから、冷蔵庫の裏、ガス台の下、ベットの下などにゴミが多い。
想像だが日本中に多くなっているのだろう。
世代の違いと思うが、俺ら親世代が子共のしつけを怠った結果でもあろう。

戦後、高度経済成長をしたが、豊かさの陰で甘えが社会を覆ってしまったのも多少影響している。
もっとも国の累積赤字が膨大で、今後子供世代が負わされるのである。
それは大人世代が大きな甘えをしてしまった結果であろう。