リサイクル親父の日記

第187話 寒風の待ちぼうけ・・・仙台リサイクルショップ親父は寒む~~

2011/01/22

出張買取は大歓迎です。
だから依頼を受ければ万難を排してできうる限り出かけるように心掛ける。
予定は早い順から入れていくが、日によっては重なってしまうが、まあ調整の仕方も工夫次第。

早い人はとっても段取りがイイから、1っカ月前に予約する場合もある。
一般的には1週間前くらいの予約が多いだろう。
そして数日前、1~2日前と続く、時には当日とか数時間前とかもある。
 
今朝は1週間前に1件決まっていたが、数日前に1件、更に昨日2件と合計4件重複する。
お客さんの希望時間と俺の対応できる時間を協議して、それぞれを連続して組み込む。
土曜日の早朝から仙台市内を行ったり来たりするのだ。

1件目は予定時間に着くが、お客さんが不在、電話をすると、今向かっているとの返事。
しかし待てど暮らせど来ない、小雪がチラチラ舞っている。
通行量の多い国道45号線青葉区一角、トラックを側に止めて、ひたすら待つのだ。

20分以上経って彼女は彼氏とやって来るが、遅れたことなど意に介していない。
更に、買取や引取品は所定の倍以上となり、尚且つ、4階でエレベーターもないときた。
10回ほど階段を上り下りする俺は、とうとう膝が笑いだしていた。

こんなことがあると、次の予定が遅れ出してしまう、焦燥も出る。
2件目、3件目も・・・
4件目には何とか遅れを取り戻して、ギリギリに到着できた。

しかし、お客さんが又しても不在、電話をすると似た返事がある。
ここでも、今か今かと30分以上も駐車場で待つこととなる。
俺のの身体は、寒風で下がったと思うと、搬出作業で汗が出て、そして、又下がってと上下激しい。

でも俺は嬉しさを噛みしめる。
やはり商品が手にはいる喜びは、リサイクル屋の本望だ。
明日も頑張ろう、なんて心で叫んでいる。