2011/01/24
リサイクルショップという仕事柄だから、色々な買取現場に出向く。
飲食店あり、事務所あり、一戸建て、マンション、アパートと百花繚乱。
俺は好奇心旺盛な性質だから、様々に変化する現場大好き人間でもある。
当たり前のことだが、どの現場も違ってて面白さも相当ある。
同時に、お客さんとのちょっとした会話が俺には楽しい。
しかし、楽しくて面白いだけではない、辛いことや腹立たしいことも時々あるが、楽しむように心掛けている。
世間の景気動向を知りたくて、家賃も聞いたりもしている。
新旧、立地、間取り、などの条件で一応相場があるが、実際の家賃では凸凹も有ると教わることがある。
その情報は、本当に役立つ生きたものである。
今日行ったアパートは仙台市太白区西中田で、店からは10分もかからない所。
20年くらいの2階建、彼女の部屋は205号室。
どの部屋も見つけ難い、番号プレートは無い、ガスなどのシールに微かに小さな黒字がある程度。
真ん中付近の階段を上って右往左往して、最初の階段の真ん前だと気づくほどだ。
ドアーを開けて入ったら、曇天にもかかわらず、玄関からキッチン付近が凄く明るい。
1DKなので、向う側にもう一部屋あるのだが、その仕切りどがガラスの引き戸タイプ。
一軒巾の2枚引き戸、その上が又してもガラスの小窓、玄関側のキッチン上部にロフトがあって、その周囲もガラス窓。
曇天でも外光が降り注いでいたから、驚くほどの明るさなのかも知れない。
「こちらは家賃、幾らですか?」と聞く。
「3万8千円です、でも、広過ぎて、冬は特に寒いから・・・それで引越しするんです」
広さ的には割安だろうに、でも、広すぎるから嫌だというのは俺には分からない。
狭っ苦しい1Kのアパートが殆どなのに、少々の荷物だったら無理無く置けるのにと俺は思う。
ガラスが多いから暖房が利き難い、それは理解できる。
大容量のヒーターが要るとか、灯油代がかかるとか、それは分かるが、それも1~2ヶ月だけでしょう。
1Kに物が溢れて窮屈なよりも、広い方がイイともうけれど・・・