リサイクル親父の日記

第190話 部屋が無いなんて!?仙台リサイクル親父は焦るぅ~~

2011/01/28

仙台市北部の泉区中央に単身赴任者の買取に行ってた。    
中年男性で地元に戻るから一式、冷蔵庫に洗濯機、電子レンジにテレビなどがある俺には嬉しい買取。
4年ほどの単身生活だから、年式もちょうどリサイクルには向いている。

その後に南部の太白区あすと長町のマンションに予定が入っている。
30分ほどで到着できるとケータイをかけると、青年は快諾している。
どうやら2件とも単身者の引越しで、まとまった買取だから嬉しさも倍増する。

JR長町駅の東側に近年開発されたばかりの広大な場所の新築マンションである。
俺の店からは比較的近いが、今回は戻りコースであり、2件をこなすに好都合だ。
それに築2年だから1~2年の物に違いないと確信できるから。

玄関前の歩道沿いにトラックを止めて玄関に入る。
オートロックなので部屋番号を押して「呼出」ボタンを押す。
すると、部屋番号が赤く表示されていたのが真っ暗く消えてしまう????

操作を間違えたかと思って、今度は入念に丁寧にやるが結果は同じ。
控えのメモ用紙には「711」と記されている、しょうがなくケータイをした。
「部屋番号は710ですよ、今、開けます」彼が爽やかに答えると同時にガラス戸が開く。

俺はエレベーターで7階に上がって通路に出る。
彼が遠くから手で合図してくれる、通路の最後の部屋だ。
すると710号室まではあるが、711号室は存在しないということだ。

俺の聞き間違いで「711」と記したのだろうか、耳まで老化していると自覚する悲しさ。
彼は非常に気のきく好青年でテキパキしてる。
受け答えも喋り方も明瞭である。