リサイクル親父の日記

第191話 中年ルンルン、仙台リサイクル親父も羨む?

2011/01/29

リサイクルショップとしては、モノがちょっとした欠損とかで売り物にならないのは悔しかったりする。
できれば修理して商品として販売したいと思う。
しかし、修理代が嵩むと儲けも出ないという悩みがあり、そのころ合いが難しい。

10年前までは電気修理屋さんに頼んで再生したりもしていた。
ところが価格破壊、或は、韓国や中国製の電化製品は低価格化猛烈なのだ。
修理代をかけてまで販売できなくなって久しい。

現在は修理と呼ぶには恥ずかしい程度、俺がネジやボルトを取り付けるくらいはやる。
不完全なモノを販売してトラブルよりも、正常品を安心して販売した方がストレスが無い。
修理不要なモノを、正常運転を確認して販売する方向に徹している。

二個一とは、中古屋の格言だろうか?
部品取りをして、別なモノをちゃんと正常に直す。
今日は2ヶ所に買取に行ったのだが、生活の「二個一」という現場である。

最初はアパートで中年の男女が待っていた。
一見は夫婦に思えたが、二人の会話は少しよそよそしく他人行儀さもある。
小さな冷蔵庫、洗濯機などで2年前の品々、ガステーブルの魚焼きは全く使われていない。

そのまま次のマンションに移動するが、立派な建物。
こちらは女性の家だった、買取できるものではなくて処分品ばかり。
依頼者は男性だったが、マンションの表札は女性名で違う苗字が読める。

二人は50歳前後で、どうやら共にバツイチのカップルらしい。
二人で話す時とっても仲睦ましいが、俺と話す時には距離感が出る。
時に優しく、時に毅然と主張したりし合うって感じを受ける。

俺はそんな2人を前に思う。
二個一は、1人分が不要になってリサイクルに回ってくるから有難い。
離婚が多い昨今、再婚が増えて欲しい~~よ。