リサイクル親父の日記

第203話 予定メモが消えちゃうなんて、トホホ・・・

2011/02/17

週半ばにさしかかったので、後半の予定を確認しようと思った。
電話や来店で出張買取を決める、それをマスの大きいカレンダーに書き込む。
メモ用紙には、お名前、住所、電話番号、買取品の内容を書いてあり、カレンダーに書いた後に住宅地図に挟み込む。

カレンダーには早い時間帯から順番に書いてあるが、前日や当日に予約が入れば、その買取が可能かどうか判断できる。
相手の希望日時と店の予定を考慮しながら、そしてできるだけ希望に沿うようにスケジュールを入れるのだ。
第一希望に添えない場合は第二希望にと・・・稀に、どうしても調整ができない場合もある。

俺は夜の出張買取はしないのが原則です。
以前、冬の夕方だったが真っ暗い中での作業で怪我をしたことがあった。
初めての場所で、物を持って後ろ向きで階段を下がったり登ったりするから転んだりする。

以来、俺はおてんとうさんの下でしか作業をしないことにしてる。
今日もそろそろ閉店時間だから明日の予定をカレンダーと地図で確認しだして、数日先もと思い確認をしていた。
すると、3日先の午後2時に岩切とあるのだが、地図にメモ用紙が無い!?

メモ用紙が無い訳が無い筈なのだ、何故なら、電話、メモ、カレンダー、挟むは一連流れ作業で身体に染みついている。
しかし何度繰り返しても無い、ゴミ箱のメモやメモパッドや半端なメモなどレジ回りの全てを探し尽くす。
その結果、その日午後2時岩切の後に予定を取れない、もし電話があれば直ぐに駆けつける必要がある。

どの様に謝ろうかと考えたりしながら、牛の様に岩切を反芻する。
せめて買取内容でも思い出せればヒントになるし、同時にここ1週間の岩切は他に何か無かったと必死に考えた。
何十回も繰り返して考えると・・・岩切の買取は実は1回しかないと気付く。

そして、1回しかない岩切は数日前に冷蔵庫の買取である・・・と、いうことは??
終了した買取が未来に起きる・・・そんなことはあり得ないし・・もう少し頭を整理して・・・ウン・・むむむ・・・
必ずメモは取る、消える訳は無い、挟み忘れ、それも無い、岩切は1回だけ、終わった、数日先には・・・

杉下右京が紅茶を淹れながら思考する。
「亀山君・・」現在は「神部君、分かりましたよ」と、きっと簡単に推理してしまうだろう。
「その日の午後の予定を1週間先に誤って記入したんじゃありませんかねぇ~~」