2011/03/05
リサイクルショップは、販売と買取は共に大切である。
但し、販売の前に買取があると感じている。
売る物が集まらないと販売ができない、でも、卵が先か鶏が先かという古典的関係に違いは無いだろう。
販売に力を入れることは、イコール買取に力を入れることと同義的に考えている。
そんな訳で今日も数件の連ちゃん買取をやっている。
何度も、何日も同じような買取作業をやっていると不思議な偶然に出会うから面白い。
俺は小さい時から色が黒くてコンプレックスがある、長じてもトラウマではないが少しは残っている。
美男子、ハンサムな男に対して劣等感は消せない、でも、嫉妬は無い。
人間は、人間性や包容力、人望と寛容さ、など他の要素が重要だと確信している。
最初の買取先は引越しの大学生。
2件目も大学生、二人に共通点はそれ以上ないが、俺から見ればハンサムで長身で羨ましい限りだ。
こんな時は「モテルでしょう?」と煽てたりする。
1人は「ハイ」と素直に応えるから、これが憎い。
別の1人は「モテ無いっすよ、ゼンゼン」と照れながら嘘を付いたりする。
容姿でモテルのは若い時だけだと、俺は心で思っている。
男も女も綺麗で美しいに越したことは無いから、そんな買取場面は俺も気分は悪く無い。
イケメン、イケメンと2件、次はどんな人に会えるかと3件目に行く。
電話では女子学生の引越しだと思っている。
イケメン、イケメン、可愛い娘だとしたら、3連ちゃんはラッキーだなと感じる。
外付け階段を上ってチャイムを鳴らすとドアーが開く。
普通の可愛らしい娘が現れる。
彼女から横柄に指示された買取品をキッチンで検品する。
続きの居間にはコタツがあって、若い男がどっかと胡坐をかいてPCに向かっている。
無愛想甚だしく俺を無視している。
同年の友達か恋人かは分からないが、よく似た無愛想で傲慢さを持っている者同士。
イケメンの後のこれだもの、あまりの落差に軽いショックで目まいが襲ってくる。
二度あることは三度ない、俺の諺を作りました。